マルセル・デュシャン
DUCHAMP: A BIOGRAPHY

判型 | A5判 |
---|---|
頁数 | 584頁 |
定価 | 10,670円 (本体:9,700円) |
ISBN | 978-4-622-07020-7 |
Cコード | C1071 |
発行日 | 2003年1月6日 |
備考 | 現在品切 |

DUCHAMP: A BIOGRAPHY
判型 | A5判 |
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頁数 | 584頁 |
定価 | 10,670円 (本体:9,700円) |
ISBN | 978-4-622-07020-7 |
Cコード | C1071 |
発行日 | 2003年1月6日 |
備考 | 現在品切 |
モダン・アートのパイオニア、マルセル・デュシャン(1887-1968)の、はじめての緻密で本格的な伝記である。「トムキンズの伝記作者としての卓越した才能によって本書は、できるかぎり明快に、知的で無垢な戯れに満ちた喜びを、読む者に与える。」(アーサー・ダント)
その特異性において、20世紀の美術のなかでもほかに並ぶもののない問題作《彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも》は、いかに着想され、なぜ未完に終わったのか。レディメイドの発見とは何だったのか。なぜ制作をやめ、チェスに没頭したのか。いまなお巨大な謎をめぐってトムキンズは、キュビスム、ダダイスム、シュルレアリスム、抽象表現主義やポップアートといった芸術潮流とデュシャンとのかかわりを織り交ぜながら、スリリングかつ説得的に筆を運んでいく。
デュシャンはまた、みずからも「まったく素晴らしい人生だった」と語っているとおり、人生における成功者でもあった。ピカビア、マン・レイ、ブランクーシ、ブルトン、アレンズバーグ、ベアトリス・ウッド、キャサリン・ドライアー、H.P.ロシェ、アルフレッド・バーをはじめ、芸術家、コレクター、学芸員らとの交友、そして数々の女性遍歴を、書簡資料やインタヴューをもとにいきいきと蘇らせる。
さらに「デュシャン事典」としても有益な、詳細な索引を付し、貴重な写真や作品図版計109点も収録した、質量ともにデュシャン伝の決定版である。