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無口な友人<品切>

著者
池内紀



「“どうだ、どうだ”胸元や腹をくすぐりまわした。男同士だと、ちとややこしい事態になりかねないが、男とオスだと何でもない。それでも多少はここちいいらしく、相手は目を細めたりしている。あるとき、うとうとしていたら、やにわに胸の上にのられ、熱い息を吐きかけられた」

無口な友とは誰か? どんな交流があったのか? さいわい人間ではなかった――「吾輩は犬である。名前はチャンプ」――「庭の隅に大きな穴を掘って葬った。いっしょのしるしに、冷たい鼻先にわが使い古しの万年筆をくっつけた。チャンプを失って、私はこの人生、もうそろそろいいかなと考えるときがある」。
『遊園地の木馬』『なじみの店』につづく三冊目のエッセー集。先生の本棚にあったカフカ初版本の行方から田中康夫県知事の魅力、死と死者をめぐる省察まで。時の流れに沿って、いよいよ深みを増した名人芸の醍醐味。


目次


I 夢の建物
眠りの王様/悲願の一勝/夢の建物/空家探偵/馬のいる風景/二人のアメリカ人/万年新人生

II 無口な友人
らくだ賛/駒さばき/人生の休日/夢見ごこち/暗闇祭り/ミエさん/なかじきり/無口な友人

III わんぷらいすしょっぷ
西川町岩根沢/黄と青/ある政治家のこと/潮どき/町が消える/わんぷらいすしょっぷ/小汚い商売/英字新聞/本当の教養人/横山ノック事件/歴史の実相/外国語はトツ弁がいい/ワラ半紙ダネ/パーティー嫌い/いたずらモノ/長野県知事田中康夫/槙小奈帆の歌/今夜も舌つづみ/一日多い

IV 紙の墓碑
人体=袋説/宗十郎の死/共生ということ/イソテキの散歩道/極aと極b/岡村先生の書棚/耳の人/紙の墓碑/自死について

あとがき


著訳者略歴

池内紀
いけうち・おさむ

1940年、兵庫県生まれ。ドイツ文学者。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「無口な友人」の画像:

無口な友人

「無口な友人」の書籍情報:

四六変型判 タテ188mm×ヨコ118mm/200頁
定価 2,420円(本体2,200円)
ISBN 4-622-07027-8 C1095
2003年1月20日発行
<ただいま品切です>