「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



若きパルク/魅惑【改訂普及版】<品切>

LA JEUNE PARQUE/ CHARMES


〈私がヴァレリーの『魅惑』と最初に遭遇したのは、1949年、赴任してきた狷介な国文教師・北山正迪氏の講義においてである。氏は新古今を講じたが、いきなり原文の『魅惑』のいくつかを対比させつつ、高校一年生の理解度お構ひなしの絢爛たる講義をされた。……私は、九鬼周造の全蔵書を高校の図書館に収める「九鬼文庫」に立ち入る許可をもらった。ヴァレリーの署名と献辞のある『若きパルク』初版本を初め、多くの版のヴァレリー、リルケ、T・S・エリオットがあった。私がたまたま最初に手に触れたのは、リルケによる『魅惑』中一六詩の独訳であった。このインゼル社の豪華本に魅せられて、私は全文を筆写し日常携帯してゐた。私は『魅惑』に邦訳より先にドイツ語訳から触れたといふ事情がある。これは翻訳に微妙な影響を与へてゐるかもしれない。〉

以来五十余年、中井久夫は精神科医の業余にヴァレリーを読み、研究書を博捜し、翻訳を試みてきた。
本書は1995年に刊行された同書豪華版の改訂普及版である。20世紀を代表するヴァレリーの二詩集の新訳に「セミラミスのアリア」を付し、専門研究者でもなしえない膨大な注釈群に、今回また、大幅な追加がなされた。研究者、中井ファンへの贈り物の書である。


目次


若きパルク

魅惑
曙/その鈴懸に寄せる/円柱の歌/蜜蜂/詩の女神/足音/帯/眠るひと/ナルシス断章/デルフォイの巫女/風の精 シルフ/あまいさそひ/いつはりの死女/蛇の素描/石榴/失はれた酒/室内/海辺の墓地/秘密の歌/漕ぐ人/棕櫚

 *
付・セミラミスのアリア
 *
ヴァレリー詩ノート
ヴァレリー詩・ことばノート
翻訳についてのノート
オクシモロン一覧表
関連図表
主要参考文献(初版)
改訂普及版への文献追加
初版あとがき
改訂普及版へのあとがき


著訳者略歴

ポール・ヴァレリー
Paul Valery

1871年10月30日、南仏の港町セット市に生まれる。誕生後最初の言葉はClef(鍵)であった。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
中井久夫
なかい・ひさお

1934年生まれ。59年、京都大学医学部卒業。はじめウイルス研究者。東大分院において精神科医となる。甲南大学文学部人間科学科教授。神戸大学名誉教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「若きパルク/魅惑【改訂普及版】」の画像:

若きパルク/魅惑【改訂普及版】

「若きパルク/魅惑【改訂普及版】」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/392頁
定価 5,400円(本体5,000円)
ISBN 4-622-07070-7 C0098
2003年12月18日発行
<ただいま品切です>