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音楽のエラボレーション【新装版】<品切>

MUSICAL ELABORATIONS


その著書『オリエンタリズム』によって、西欧の思想史を根底から書き換える視座を提供したサイードは、1989年、カリフォルニア大学で、音楽を話題にして三回の連続講義をおこなった。ときにはレコードをかけたり、みずからピアノに向かって楽節のいくつかを演奏しながら。ポスト・コロニアル文学を論じるように、彼はベートーヴェンやプラームスやワーグナーが西洋クラシック音楽で果たしてきた役割を、コンサートという場を、ポリーニによるショパン『エチュード』の演奏を、そしてグレン・グールドという事件を語った。

自律化・専門化をすすめているように見えるクラシック音楽が、いかに社会から影響を受けると同時に、社会に影響を及ぼしているのか。アドルノを咀嚼しつつ、音楽のノマド性や越境関係を縦横に論じた本書は、かつてない開かれた音楽論であり、現代文明の考察であり、今を生きる知識人のありかたを明確にしめした、驚嘆すべき批評になっている。


目次


謝辞

1 厳粛な非日常性としてのパフォーマンス
2 音楽における脱領域的要素について
3 旋律、孤独、肯定

原注
訳者あとがき
索引


著訳者略歴

エドワード・W・サイード
Edward W. Said

1935年イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジ等で教育を受けたあと合衆国に渡り、プリンストン大学卒業、ハーヴァード大学で学位を取得。コロンビア大学英文学・比較文学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大橋洋一
おおはし・よういち

1953年名古屋市に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻、英文学。現在東京大学教授。著書『新文学入門』(岩波書店)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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音楽のエラボレーション【新装版】

「音楽のエラボレーション【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/216頁
定価 2,808円(本体2,600円)
ISBN 4-622-07115-0 C0073
2004年10月15日発行
<ただいま品切です>