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いつか月曜日に、きっと

THE ESSENTIAL GESTURE


時代の熱風が吹き荒れた南アフリカの1950-80年代。本書の作品群は、その緊張と切迫感のなかで生まれた。子ども時代と作家としての成長を語る自伝的エッセイ、コンゴ河をさかのぼり、あるいはボツワナに分け入る紀行、今は亡き反アパルトヘイトの闘士たち、ルツーリ、フィッシャー、ナカサへのオマージュと追悼…。

支配階級に属する白人の作家が、国の大半を占める黒人の側から書くこと。ゴーディマはこの逆説を生きるために、自己の欺瞞も他者の欺瞞もいっさいゆるさず、ひたすら「真実」を求めて飢え続ける。「政治的にコミットした人間と、無関心をよそおう人間のあいだの溝」が「まるでサハラ砂漠のように広大」なこの地で、未来への希望と「歴史への信頼」をこめて、真摯に、しなやかに書く。

時代順に並べられた13のエッセイは、そのまま南アフリカの現代史でもある。上質な文章にのみ可能な離れ業によって、読者はいきなり実感とともにこの国に引きずり込まれるだろう。そして、言論の自由とは何か、文学者の責務とは何かを、著者が巧まずして語る声を聞くだろう。


目次


編者序文 スティーヴン・クリングマン
I
チーフ・ルツーリ 1959
コンゴ河 1960-61
脱走者と永遠に輝ける夏 1963
II
重大な問題は街頭にある 1963
検閲され、禁止され、沈黙を強いられ 1963
なぜブラム・フィッシャーは刑務所を選んだか 1966
それを生き抜いた男 1966
III
プーラ! 1970
自作短編を選り分ける 1975
ジョハネスバーグからの手紙――1976年 1976
血のように赤い二つの太陽が現れる 1977
IV
空白の時代を生きる 1982
本質的な身ぶり 1984

編者注
訳者あとがき


著訳者略歴

ナディン・ゴーディマ
Nadine Gordimer

1923年、南アフリカのジョハネスバーグ近くのスプリングスで、ユダヤ系移民の子として生まれる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
福島富士男
ふくしま・ふじお

1951年宮崎市に生まれる。一橋大学卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。専攻 アフリカ文学。現在東京都立大学人文学部教授。著書『アフリカ文学読みはじめ』(スリーエーネットワーク)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「いつか月曜日に、きっと」の画像:

いつか月曜日に、きっと

「いつか月曜日に、きっと」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/352頁
定価 3,080円(本体2,800円)
ISBN 4-622-07139-8 C0097
2005年4月6日発行

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