なぜ怒らないのか

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 216頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-07162-4 |
Cコード | C1011 |
発行日 | 2005年9月20日 |
備考 | 現在品切 |

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 216頁 |
定価 | 2,640円 (本体:2,400円) |
ISBN | 978-4-622-07162-4 |
Cコード | C1011 |
発行日 | 2005年9月20日 |
備考 | 現在品切 |
「今、二年五ヵ月分の毎週のコラムを読み返してみると、自らの歪みを映す鏡を失った社会に対し、これでいいのかと、問題を投げかけた文章が多い。これは京都の山里から、「なぜ怒らないのか」と呼びかけたものである。ひとつひとつの文章が、私ならこんな風に考えるという、貴方なりの社会への批判のきっかけになってほしい」(「あとがき」より)
本書は、「信濃毎日新聞」夕刊連載の好評コラム〈今日の視覚〉、2003年4月から2005年8月末までの122本を一冊にまとめたものであり、『背後にある思考』の続編となる。
PTSD概念の誤用を問う1本目から、東京都杉並区民の署名運動による闘いについて語るラストまで、今まさに何を考えるべきかを綴った、日々の思考の記録である。
権力の暴走、組織の腐敗、社会の歪み、犯罪・事件の背景、戦争とテロ、教育問題、災害支援……。重要な論点が次々と明らかにされる。批判精神を存分に刺激する時評エッセイ集だ。