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へんな子じゃないもん<品切>

FROM MY GRANDMOTHER’S BEDSIDES

SKETCHES OF POSTWAR TOKYO


わたしはふと訊いてみたくなった。――おばあちゃま、へんな子をお医者さんのところに連れていくのは、いやじゃなかった?
しばらくのあいだ彼女はなにも言わず、聞こえなかったのかな、とわたしは思った。長い沈黙のあと、彼女は目をこちらに向けず、開けもせずに、こう言った。
――へんな子じゃないもん。自慢の子だもん。(本文より)

戦後の苦難の時代から、現在のストレスの時代へ。自分の生きてきた道すじを見極めようとする試みから、本書は生まれた。祖母と過ごすかけがえのない日常のなかで、子ども時代、家族、日本の戦後史をめぐる思索が断章となり、そして連なり、ひとつの作品として結実した。

「ノーマ・フィールドのフリーなかたちの回想記は、ピカソのキュビズムの興奮と、日本の演歌の甘い疼きを併せ持っている。彼女が祖母に贈る賛歌は、あの嵐を乗り越え、いま尊厳をもって死を迎えようとする、すべての年老いた者たちへの愛の詩だ」(S.ターケル)



著訳者略歴

ノーマ・フィールド
Norma Field

1947年東京に生まれる。1983年プリンストン大学にて博士号取得。現在シカゴ大学人文学部東アジア言語文化学科長。専攻 日本文学・日本文化。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大島かおり
おおしま・かおり

1931年生まれ。東京女子大学文学部卒業。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「へんな子じゃないもん」の画像:

へんな子じゃないもん

「へんな子じゃないもん」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/272頁
定価 2,640円(本体2,400円)
ISBN 4-622-07198-3 C0036
2006年3月17日発行
<ただいま品切です>