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子どもたちのいない世界

LE MONDE SANS LES ENFANTS


「いずれは大人になる子どもたちのために。そして、かつて子どもたちだった大人たちのために」。最近の子どもたちはお話を鵜呑みにしたりしないが、それでもやっぱり子どもは子ども、かれらなりの苦悩や純真さ、疑問や希望をもっているものである。

ここにあるおかしくて奇妙な20の物語は、この世界についての詩的な、ときには哲学的な窓を、わたしたちに開いてくれる。この本に出てくるのは、ぶきような妖精、悩み掃除人、悪夢の狩人、人々を幸せにするワクチンを発明する女の子、などなど心やさしい登場人物ばかり。作家フィリップ・クローデルは、慎みぶかく心をこめて、いじめや病気、戦争、死、格差といった、ヘビーで扱いにくいテーマだけでなく、大人になるには克服しなければならない、ささやかな恐怖心やコンプレックスにも取り組んでいる。ベストセラー『リンさんの小さな子』の作者が愛娘に語る、とっておきの20話。ピエール・コップのクレヨン画も、いい感じ。


目次


子どもたちのいない世界
お話、お話
妖精はつらいよ
ポトフ
本のなかに入っていく少年
パパ、世界について話してよ
小さな隣人
ザジのワクチン
ふゆかいな転校生が教えてくれたこと
どうかでかぽじっとくんなさい!
シャボン玉の少女
悪夢の狩人
小さなほら話
ジェメ
白くなりたかった灰色のロバ
でぶのマルセル
ひとこともしゃべらない女の子
家庭生活
五月はめぐる
ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ

訳者あとがき


著訳者略歴

フィリップ・クローデル
Philippe Claudel

1962年フランスのロレーヌ地方に生まれる。作家・脚本家。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
高橋啓
たかはし・けい

1953年北海道に生まれる。翻訳家。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

<:Milk 2007年3月号>
蜂飼耳(詩人)
<:母の友2007年3月号>

この本の関連書


「子どもたちのいない世界」の画像:

子どもたちのいない世界

「子どもたちのいない世界」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/184頁
定価 2,592円(本体2,400円)
ISBN 4-622-07257-2 C0097
2006年11月20日発行

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