仁科芳雄往復書簡集 1

1921年 大阪に生まれる。1943年 大阪大学理学部化学科卒業、理化学研究所（仁科研究室）入所。1962-1980年 主任研究員、1983-1987年 副理事長。現在理研名誉相談役、仁科記念財団常務理事。理学博士。専攻 物理化学、原子力工学。原爆研究に参加、後、重窒素分離、ウラン濃縮など同位体分離の研究を行う。共著書『重窒素利用研究法』（学会出版センター、1980）、『重水素およびトリチウムの分離』（学会出版センター、1982）ほか。

1930年 東京に生まれる。東京大学工学部電気工学科卒業後、1954年 フルブライト留学生として米国アイオワ州立大学大学院物理学専攻課程に進学、1960年 PhD取得（固体物性）。MIT国立強磁場研究所研究員を経て、1971年 東北大学金属材料研究所教授。半導体の磁気—光効果の実験研究に従事。現在ナノメーター尺度の物性とその応用について研究中。東北大学名誉教授。米国特許（ナノチューブ束）。

1932年 東京に生まれる。1957年 東京大学理学部物理学科卒業。1961-1966年 日本原子力研究所、1969年 ミシガン大学にてPhD取得（原子力工学）。同年より名古屋大学工学部講師、助教授を経て、1985年 教授。専門 原子炉物理学・動特性。名古屋大学名誉教授。訳書 ラマーシュ『原子炉の初等理論（上・下）』（共訳、1974、1976、吉岡書店）。仁科芳雄についての著作に、(1）日本物理学会誌　45, 726（1990）、(2）日本原子力学会誌32, 1179,（1990）、(3）「父芳雄の留学生活」、『仁科芳雄』（1991、みすず書房）所収、(4）Assoc.Asia Pac.Phys.Soc.Bull.4, 2-8（1994）がある。

1940年 東京に生まれる。1967年 東京大学大学院理学系研究科（物理学専攻）修士課程修了。1970年 博士課程退学。1970-2001年 都立高等学校教諭（物理担当）。2001-2006年 都立小石川高等学校嘱託。2001年より現在、東京理科大学非常勤講師（科学史担当）。理学修士。専攻 統計力学、物理学史（特に仁科資料の調査、整理、研究を行う）。訳書 E.セグレ『X線からクォークまで』（共訳、1982、みすず書房）、同『古典物理学を創った人々』（共訳、1992、みすず書房）。

1932年 東京に生まれる。1960年 東京大学大学院数物系研究科修了。東京大学理学部助手。1963年 米・独に出張。1967年 帰国。学習院大学助教授、1970年 教授、2003年 名誉教授。理学博士。専攻 理論物理、確率過程論、科学史。著書『だれが原子をみたか』（1976、岩波書店）、『波動力学形成史』（1982、みすず書房）、『フーリエ解析』（1987、講談社）、『漸近解析』（1995、岩波書店）、『量子力学1、2』（2002、裳華房）。編書『仁科芳雄』（玉木英彦と共編、1991、みすず書房）、『量子力学と私』『科学者の自由な楽園』（ともに朝永振一郎著、各1997、2000、岩波文庫）ほか。

1941年、大阪に生まれる。1964年、東京大学理学部物理学科卒業。同大学大学院博士課程中退。学校法人駿台予備学校勤務。著書『知性の叛乱』（前衛社、1969）、『重力と力学的世界』（現代数学社、1981）、『熱学思想の史的展開』（現代数学社、1987）、『古典力学の形成』（日本評論社、1997）、『解析力学』I・II（共著、朝倉書店、1998）、『磁力と重力の発見』全3巻（みすず書房、2003）、『一六世紀文化革命』（みすず書房、2007）ほか。編訳書『ニールス・ボーア論文集』1・2（岩波文庫、1999-2000）ほか。訳書 カッシーラー『実体概念と関数概念』（みすず書房、1979）、同『認識問題』4（共訳、みすず書房、1996）ほか。

1941年、福岡に生まれる。1964年、東京大学理学部物理学科卒業。同理学系大学院博士課程物理学専門課程修了。東京大学原子核研究所教務補佐員、工学院大学講師、助教授を経て1980年より工学院大学教授。理学博士。専攻　理論物理学、一般相対論と重力の理論。著書『現代の古典物理』（共著、現代書館、1975）、『新訂　相対論』（放送大学教育振興会、2004）ほか。訳書 パイス『神は老獪にして……』（共訳、産業図書、1987）、チャンドラセカール『「プリンキピア」講義』（共訳、講談社、1998）ほか。