みすず書房

みすず書房の本

ロングセラー『精神科医のノート』の著者が豊かな経験をもとにつづった「精神科の診察室」からのレポート。こころの今を描く好エッセイ。

目次

人みしりについて
メランコリー好発型性格
リスト・カット
スチューデント・アパシー
外来分裂病のこと
精神科医という職業
ファミリィ・スタディ
「脱病院化」考
職場のメンタルヘルス
常識と反常識
注
あとがき
索 引

著訳者略歴

＊ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

笠原嘉

かさはら・よみし

1928年神戸市に生れる。京都大学医学部卒業。精神医学専攻。名古屋大学名誉教授。著書『青年期』（1977、中公新書）、『ユキの日記』（1978、みすず書房）、『不安の病理』（1981、岩波新書）、『精神病と神経症』（1984、みすず書房）、『アパシー・シンドローム』（1984、岩波書店）、『退却神経症』（1988、講談社現代新書）、『外来精神医学から』（1991、みすず書房）、『軽症うつ病』（1996、講談社現代新書）、『新・精神科医のノート』（1997、みすず書房）、『精神病』（1998、岩波新書）。編著『青年の精神病理』（1976、弘文堂）、『精神の科学』（1983、岩波講座）、『異常心理学講座』（1987、みすず書房）。訳書 ボス『精神分析と現存在分析論』（1962）、ハナ・グリーン『デボラの世界』（1971）、『手のことば』（1971）、レイン『ひき裂かれた自己』（1971）、『狂気と家族』（1972）、『自己と他者』（1975）、サルズマン『強迫パーソナリティ』（1985）、サールズ『ノンヒューマン環境論』（1988）、コフート『自己の分析』（1994）、『自己の治癒』『自己の修復』（1995）（共訳、以上みすず書房）。