みすず書房

1997年、傑作短編集『フラゴナールの婚約者』で日本の読書界に現れたグルニエは、幻滅の専門家、陽気なペシミスト、挫折の小説家と呼ばれる。この87歳の現役作家による最新短編集。
戦時下の恋の行き違いを巧みに語った「別離の時代」ほか、「あずまや」「モンマルトルの北」「菩提樹のしたで」「オスカルの娘」「お生憎さま」「シンメトリー」「その日、ピアフとコクトーが……」「一時間の縫合」「秘密」の10作。人生における男女の出会いと別れを苦いユーモアで語って比類ない物語を、76歳の作家山田稔によるきわめつきの名訳で。

目次

別離の時代
あずまや
モンマルトルの北
菩提樹のしたで
オスカルの娘
お生憎さま
シンメトリー
その日、ピアフとコクトーが………
一時間の縫合
秘密

訳者あとがき

書評情報

ELLE 

2007年5月号

松家仁之(まついえ・まさし)

FIGARO japon2014年8月