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通り過ぎた人々

著者
小沢信男



花田清輝に見いだされ、学生のころより新日本文学会に加わり、2005年3月の解散時まで半世紀にわたって在籍した著者が、そこで出会った人々の思い出を書き残しておきたいと綴った。井上光晴、小野二郎、菅原克己、藤田省三ほか、とりあげられた18名はすべて物故者。
「自主独立的に誇り高い人々であったなぁ。団体なのに独往邁進、ではなくて、独往邁進する連中の団体が、あるときあり得たり、あり損ねたり。そんなおかしな空間と時間が、とにかくあった証拠の18例です。あぁ、おもしろかったなぁ。しょせん時勢はくそいまいましいまでにせよ、こんな人と時代があったことを、いささかお汲みとりいただければ、もって瞑すべし」
新日本文学会とはなんだったのか。軽妙なタッチでペーソス豊かに描かれた追悼録から、戦後日本を代表する文学運動体の盛衰が浮かび上がる。


目次


井上光晴
寺島珠雄
向井孝
菅原克己
関根弘
古賀孝之
石田郁夫
菊池章一
内田栄一
小野二郎
藤森司郎
久保田正文
畔柳二美
富士正晴
秋山清
藤田省三
庄幸司郎
田所泉
あとがき


著訳者略歴

小沢信男
おざわ・のぶお

1927年、東京新橋に生まれる。作家。日本大学芸術学部卒業。大学在学中の52年、「江古田文学」掲載の「新東京感傷散歩」を花田清輝に認められる。53年、新日本文学会に入会。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

著者からひとこと

本書の目次にならぶ18人のうち有名なのは数人で、あとは著者をふくめて聞いたこともないぞ、という評判らしくて、ごめんなさい。でも、文中には、かの吟遊詩人高田渡とか、著名な方々もちらちら登場しています。ほんと。
花田清輝、長谷川四郎、中野重治、平野謙、本多秋五、佐多稲子、壺井栄、原泉、筒井敬介、辻征夫……。 ...続きを読む »

編集者からひとこと

「新日本文学会」と聞いて、たんに「ああ、左翼系の文学団体ね」と一言で片付けてしまう人もなかにはいることでしょう。しかし、一読巻置くあたわず「従来の古色蒼然たる『新日文』のイメージは、かなり刷新され」るにちがいありません(高崎俊夫氏、「図書新聞」2007年6月2日)。 ...続きを読む »

書評情報

坪内祐三(評論家)
<週刊ポスト 2007年5月18日号>
塩山芳明(漫画編集者)
<月刊 記録(アストラ) 2007年5月号>
池内紀(ドイツ文学者、エッセイスト)
<サンデー毎日 2007年5月27日号>

この本の関連書


「通り過ぎた人々」の画像:

通り過ぎた人々

「通り過ぎた人々」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/168頁
定価 2,640円(本体2,400円)
ISBN 978-4-622-07288-1 C0095
2007年4月9日発行

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