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信じない人のための〈宗教〉講義

著者
中村圭志


〈宗教〉なんて過去の遺物? あやしいもの? 怖いもの? そんなあなたのために、ざっくばらんな世界〈宗教〉ツアーをご用意しました。ご安心ください。何か特定の〈宗教〉へお誘いするようなことはありません。私もまたいわゆる〈無宗教〉の一人ですから。
「〈宗教〉という言葉はやや漠然とした言葉です。この茫漠と広がる意味領域を大雑把にひっくるめて述べるとすると、〈宗教〉とはなんらかの制度として存在している、とでも言っておくしかなさそうです。そうした制度の別の側面は、人びとの意識のなかに現れるさまざまな世界イメージです。
人びとは日々の暮らしのなかで世界イメージを自己のものとする努力を行なっています。この努力の世界に読者をいざなおうというのが本書の目的です」(はじめに)
宗教家や宗教学者にはちょっと書けない、この脱〈信仰〉型の宗教案内で、私たち自身の偏見や怖れをも、このさい解きほぐしてみましょう。


目次


1 はじめに
2 宗教のネットワーク、無限の多様性
3 高校の地図帳に載っている「宗教」
4 ひとつの物語――ユダヤ教の伝承から
5 もう一回考える――共同体・戒律・神・神話・儀礼
6 二大宗教の拡大――キリスト教とイスラム教
7 キリスト教――信仰の系譜
8 近代を生み出した西洋
9 イスラム教というシステム
10 東ユーラシア/多神教
11 建て前としての仏教
12 変容のプロセス――仏教いろいろ
13 インド人の宗教――ヒンドゥー教
14 儒教と道教――転変の世界
15 どう語る? 日本宗教
16 さまざまな宗教
17 デジタルなアイデンティティー
18 あっちとこっち――宗教的次元(?)と日常的次元(?)
19 障害を乗り越える宗教?
20 時代のなかの宗教

あとがき
読書案内
索引


著訳者略歴

中村圭志
なかむら・けいし

1958年、北海道小樽市に生まれる。北海道大学文学部卒業、東京大学大学院修了、宗教学専攻。編集者・翻訳家。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

著者からひとこと

はじめまして、中村圭志と申します。これまでR・N・ベラー『心の習慣』、タラル・アサド『世俗の形成』など、宗教学の周辺の本を翻訳してまいりましたが、このたび、ざっくばらんな「宗教」概説書を書いてみました。本屋さんの宗教(学)コーナーにふつう置かれている概説書類とはちょっと様子の異なるシロモノです。 ...続きを読む »

書評情報

鈴木繁<朝日新聞 2009年10月4日(日)>
島田裕巳(宗教学者)
<週刊東洋経済 2011年11月26日号>

この本の関連書


「信じない人のための〈宗教〉講義」の画像:

信じない人のための〈宗教〉講義

「信じない人のための〈宗教〉講義」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/256頁
定価 2,700円(本体2,500円)
ISBN 978-4-622-07292-8 C1014
2007年5月23日発行

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