ブーヴィエの世界
OEUVRES

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 336頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-07298-0 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2007年6月1日 |

OEUVRES
判型 | 四六判 |
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頁数 | 336頁 |
定価 | 4,180円 (本体:3,800円) |
ISBN | 978-4-622-07298-0 |
Cコード | C0097 |
発行日 | 2007年6月1日 |
「旅の終わりは/すかんぴん/まったくのすかんぴんがいい」
1953年、20歳を過ぎたばかりのニコラ・ブーヴィエは、ちっぽけなフィアットで旅に出た。ベオグラードで画家ティエリーと落ち合い、東へ東へと突き進む。ユーゴスラヴィア、マケドニア、イラン、アフガニスタン……。そこから一人でインド、セイロン。そこでの病と幻覚の日々を乗り越え1955年に横浜に入港、旅の終わりの日本はそのときブーヴィエの愛する国となった。
「われわれが体験する最高の時も最低の時も言葉にはならない」と言い、歩行と消尽によって自己を振り捨てようとしたブーヴィエ。後年になって血を流すようにして書かれた旅の著作から、極め付きのテクストを一巻に収めて、没後ますます評価の高まるこの作家、旅行家、図像調査士の魅力を伝えたい。なんて素敵な男なんだろう。
ブーヴィエという生き方 (高橋啓)
メロンの香り(『世界の使い方』)
ベオグラード
バチェカ
バチェカからパランカへ
アナトリアの道(『世界の使い方』)
ギリシャとユーゴスラヴィア国境
アレクサンドロポリス
コンスタンチノープル
アンカラの道
スングルルの道
スングルル
『かさご』
税関吏
インディゴ・ストリート
かさご
神父
最後の呪術師
キルケ
『日本クロニクル』
横浜から東京へ
荒木町界隈
『アラン島日記』
詩集『内と外』
最後の税関
ニコラ・ブーヴィエ年譜