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文学シリーズ lettres

カロカイン

国家と密告の自白剤

KALLOCAIN


地球的規模の核戦争後。人びとは、汚染された地表から地下へのがれ、完璧に全体主義的な警察管理体制のもと築き上げられた〈世界国家〉の同輩兵士として暮らしている。言動を監視する〈眼〉と〈耳〉が職場や住居にはりめぐらされ、夫婦や親子の絆は捨て去るべきものとされる。情愛と忠誠の唯一の対象は〈世界国家〉でなくてはならないのだから。
模範的同輩兵士で、化学者のレオ・カールは、その液剤を注射されると心の奥底に隠された思いや感情を吐露してしまう自白剤〈カロカイン〉を完成させる。人びとの思考や感情の統制までも可能にする〈カロカイン〉の発明によって成功への階を着実に昇ってゆくかに見えたレオ。強いられた自白はしかし、やがて思いもかけない方向へと展開をみせる……
20世紀スウェーデンの国民的詩人ボイエの、散文の代表作。



著訳者略歴

カリン・ボイエ
Karin Boye

スウェーデンのヨーテボリに生まれる。ウプサラ大学でギリシア古典、古ノルド語を学び、在学中の1922年に初めての詩集を上梓。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
冨原眞弓
とみはら・まゆみ

1954年生。パリ・ソルボンヌ大学大学院修了、哲学博士。聖心女子大学哲学科教授。著書に『シモーヌ・ヴェイユ 力の寓話』(青土社、2000)、『シモーヌ・ヴェイユ』(岩波書店、2002)ほか。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「カロカイン」の画像:

カロカイン

「カロカイン」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/272頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-07349-9 C0397
2008年9月10日発行

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