Doing思想史
DOING SHISO-SHI AND OTHER ESSAYS

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 256頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-07392-5 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2008年6月20日 |
備考 | 在庫僅少 |

DOING SHISO-SHI AND OTHER ESSAYS
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 256頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-07392-5 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2008年6月20日 |
備考 | 在庫僅少 |
歴史のなかに忘れ去られた孤軍の思想家たちが、ナジタの手にかかると、現代のグローバルな問題群に立ち向かうバネに変身し、新しいメッセージを持って迫ってくる。安藤昌益、山片蟠桃、緒方洪庵、富永仲基、二宮尊徳…。
「講」とは何だったのか。協同組合とは、信用金庫とは何か。倫理の脱落は防げるか。「自然」の権利を復権できるか。漢字に閉じ込められたイデオロギーを解き放つには…。日本の近世近代の経済史・社会史に明るい著者の思想史の冒険であり、グローバリズムの先を見据えた、深い思索と展望を伝える。
ハワイ移民の出自をはじめて語る「自分史と歴史」を含む、立教大学での集中講義《Doing思想史》を核にして、最近の講義・講演から厳選した論集。
序文 日本の読者に向けて
1
アジア研究の視座——近代と近代化をめぐって
安藤昌益——忘れられた思想家と近代の苦境
2
Doing思想史
講義1 自分史と歴史
講義2 比較研究という問題——市民社会思想史の場合
講義3 第三者の目をとおして考える——徳の諸相(懐徳堂の思想と運動)
講義4 時代的文脈のなかで考える──もうひとつの徳の諸相(報徳の思想と運動)
市民社会と日本の近代——解釈史的概説
3
丸山眞男の思想——歴史と政治をめぐって
翻訳と思想史——荻生徂徠と緒方洪庵
4
近代日本の「伝統的」講——コスモポリタニズムと自国主義を越えて
自然は人権の源である、しかし自然は権利をもたない
訳者あとがき——現代の苦境を切り開く過去との対話
人名索引