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彼女たち

性愛の歓びと苦しみ

ELLES


性は多くの精神分析学者にとって中心的課題だった。だがこの『彼女たち』が、ときに慎み深く、ときに軽妙に、ときにノスタルジーをこめて綴っているのは、性愛の分析ではなく、愛の体験だ。官能的な愛、プラトニック・ラブ、狂気におとしいれる愛、接近しえぬ愛……。著者ポンタリスが自分の人生のさまざまな時期に、現実に、あるいは想像のうえで「出会った」忘れえぬ女たちの物語である。
39の短い物語を一編、また一編と紡ぐようにして書かれたこのエッセイは、多彩な女たちの姿を万華鏡のように浮かび上がらせる。著者の若き日の恋人たち、すれちがっただけの女たち、精神分析学者の立場で接した人たちの証言、友人たちが語ってくれた愛の苦悩。そんな実在した、あるいは身近な女たちに加えて、彼を魅了してやまなかった絵画のなかの女たち、映画や小説や神話のヒロイン、さらには、フロイトやフロベールやヴァレリーが近しく接した女たちが登場する。
フランスで驚きをもって迎えられ、ベストセラーとなった、碩学による話題の書。


目次


わたしだけの映画
小説の女たち
絵画にみる女たち
相違のすべて
S夫人とその姪イザベル
ポンヌフ橋
去って行く女
オディル
舞台を去る
ヨセフ
心を乱すイメージ
三角形の夜
無実の罪深さ
夜の支配者
スワンのレプリカ
輸出された身
愛の本
オデュセウスの女たち
ギゼラ/グラディーヴァ
プラトニック・ラヴ
遠方にありて
ルイーズ・コレとギュスターヴ・フロベール
砂漠の女帝
ポール・ヴァレリーとカトリーヌ・ポッジ
チャタレイ夫人と森番の男
通りすがりの異国の女たち
生涯つづく愛
「アルベルティーヌさんは出て行かれました」
彼女たちだけはよしてくれ!
世を捨てた女
涙にくれる女
ビュット=ショーモン公園のつり橋
いまどきの女
ドンファンとニンフォマニア
長身の女
先生が遺した手帳
それほど不幸なことだろうか?
未知の女への追悼
夏の婚礼
訳者あとがき


著訳者略歴

J-B.ポンタリス
Jean-Bertrand Pontalis

1942年生まれ。フランスの精神分析学者、編集者、作家。サルトル、メルロ=ポンティ、ラカンらと親しかった。2006年には小説『兄の弟』でメディシス賞を受けている。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
辻由美
つじ・ゆみ

翻訳家・作家。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

丸谷才一<毎日新聞 2009年3月29日(日)>

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この本の関連書


「彼女たち」の画像:

彼女たち

「彼女たち」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/168頁
定価 2,860円(本体2,600円)
ISBN 978-4-622-07400-7 C0098
2008年9月10日発行

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