「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



われらのジョイス

五人のアイルランド人による回想

THE JOICE WE KNEW

Memoirs of Joyce


「ジョイスさん、あなたはコスモポリタンのような顔をしていらっしゃいますが、でもお考えになることはダブリンのことばかり……」この質問に彼は妙な微笑を浮かべてこう答えた……「イギリスに、私が死んだとき心臓にはカレーという語が書かれているでしょう、と言った女王がいました。私の心臓には〈ダブリン〉という語が書かれているでしょう」

本書は、五人のアイルランド人によるジョイス回想記である。編著者のオコナーはジョイスと同じユニヴァーシティ・コレッジを卒業し、弁護士・文筆業で活躍している。五人はそれぞれ、ダブリンの学生時代、『フィネガンズ・ウェイク』のパリ時代、チューリヒの死期間近の作家を生き生きと描いている。小著ながら本書には、エルマンの大著『ジョイス伝』に洩れている事実もあり、有益かつ貴重な記録となっている。いかにも運動音痴に見えるジョイスが泳ぎの名手であり、かなり熱狂的なラグビー・ファンであったことなどは初耳であろう。他にも細部に新発見があり、アイルランドに深く関わったジョイス文学への魅力的な道案内となっている。


目次


謝辞
序文
ユージン・シーヒー(1883-1957)
ウィリアム・ファロン(1881-1958)
パードリック・コラム(1881-1972)
アーサー・パワー(1891-1984)
ショーン・レスター(1888-1959)
訳注
主要文献
訳者あとがき


著訳者略歴

ユーリック・オコナー
Ulick O’connor

1928年、アイルランド・ダブリン郊外ラスガーに生まれる。ユニヴァーシティ・コレッジ・ダブリンおよびアメリカ・ニューオーリンズのロヨラ大学に学ぶ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
宮田恭子
みやた・きょうこ

1934年、石川県に生まれる。東京大学教養学部教養学科イギリス分科を経て、1969年、大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程を修了。元玉川大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

目次の補足――営業部より

この本の目次は、ジョイスを知る同時代人五人の名前が並ぶだけなので、五人の回想記のそれぞれに添えられた編者オコナーの解説の、書き出しの部分をご紹介します。

ユージン・シーヒー(1883-1957)
ユージン・シーヒーは1898年から1902年にかけて、ユニヴァーシティ・コレッジでジョイスと学業を共にした。 ...続きを読む »

書評情報

<朝日新聞 2009年7月19日(日)>
<こどもとしょかん 2012年秋号>

関連リンク

この本の関連書


「われらのジョイス」の画像:

われらのジョイス

「われらのジョイス」の書籍情報:

四六変型判 タテ188mm×ヨコ118mm/200頁
定価 3,456円(本体3,200円)
ISBN 978-4-622-07477-9 C0098
2009年6月24日発行

この本を購入する