私の書かなかった本

1929年パリに生まれる。1940年、ゲシュタポの追及を逃れてニューヨークへ脱出、シカゴ大学で学士号、ハーヴァード大学で修士号、オクスフォード大学で博士号を取得した。『エコノミスト』誌編集員、プリンストン高等学術研究所研究員、ジュネーヴ大学教授などを務めた。現在は、オクスフォード大学客員教授、ケンブリッジ大学チャーチル・カレッジ特別研究員。英語、ドイツ語、フランス語を話す環境に育ち、イタリア語、古典語にも通じるポリグロットにしてポリマス。古典古代から現代までの文学・哲学・芸術・科学にわたる該博な知識を基盤に独自の世界像を提示する脱領域的知性。主著に『トルストイかドストエフスキーか』『悲劇の死』『言語と沈黙』『青髭の城にて』『アンティゴネーの変貌』『バベルの後に』『真の存在』『言葉への情熱』などがある。

1951年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。首都大学東京大学院人文科学研究所教授。イギリス小説専攻。著書に『ロレンス文学のコンテクスト』（金星堂）『スターン文学のコンテクスト』（法政大学出版局）。訳書　ロッジ『バフチン以後』、リード『旅の思想史』、ホルクィスト『ダイアローグの思想』、フライ『大いなる体系』、フレッチャー『思考の図像学』、スタイナー『言葉の情熱』、イーザー『解釈の射程』（以上、法政大学出版局）ほか。

1951年生まれ。東京教育大学大学院修士課程修了。文教大学文学部教授。エリザベス朝演劇専攻。訳書　グリーンブラッド『悪口を習う』、イングリス『メディアの理論』（共訳）、ウェイレン『シェイクスピアは誰だったか』（共訳）、バートレット『ヨーロッパの形成』（共訳）、ヴィラ『政治・哲学・恐怖』（共訳）（以上、法政大学出版局）ほか。

1951年生まれ。東京教育大学修士課程修了。東京海洋大学海洋工学部教授。モダニズム文学専攻。訳書　ファークノリ／ギレスピー『ジェイムズ・ジョイス事典』（共訳、松柏社）、シャンク『現代アメリカ演劇』（共訳、勁草書房）、ゲイ『フロイトを読む』（共訳）、ミラー『読むことの倫理』（共訳）、フラー編『心理学の七人の開拓者』（共訳）（以上、法政大学出版局）ほか。