芸術か人生か!レンブラントの場合
L’ART OU LA VIE! LE CAS DE REMBRANDT

判型 | A5変型 |
---|---|
頁数 | 120頁 |
定価 | 3,960円 (本体:3,600円) |
ISBN | 978-4-622-07494-6 |
Cコード | C0071 |
発行日 | 2009年11月10日 |

L’ART OU LA VIE! LE CAS DE REMBRANDT
判型 | A5変型 |
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頁数 | 120頁 |
定価 | 3,960円 (本体:3,600円) |
ISBN | 978-4-622-07494-6 |
Cコード | C0071 |
発行日 | 2009年11月10日 |
偉大な芸術家の作品に直面すると、わたしたちは形態の完璧さに感嘆し、それぞれの絵の意味を問うだけでは満足できなくなる。人間特有の活動に含まれるひときわ魅力的な秘密のひとつを解明する手がかりを見出したいと願わずにはいられなくなるのだ。並外れた芸術家の創作過程はどうなっているのだろうか? 人生と創作のあいだに最良の関係があるとすれば、それはどのようなものか?
ヨーロッパの歴史を通してもっとも傑出した芸術家のひとりであるレンブラントの作品と運命が、本書の骨子となっている。たどりつくところは、倫理的な卓越ではなく、完全な美こそが、彼の実存の原動力であったということである。作品は、芸術家にすべてを芸術にささげるようにもとめると、レンブラントは考えているようだ。世界の真実を明かすためには、人々に背を向ける覚悟が必要なのだ。あたかも、芸術家の自己中心主義だけが作品の寛大さを、人生の犠牲だけが芸術の不滅を保証できるとでもいうように、すべてが展開する。
哲学者トドロフによる究極の美術論。
日常を描く
聖と俗
強烈な九年間
自画像
子供
サスキア
病気
ある思想
訳者あとがき