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山で見た夢

ある山岳雑誌編集者の記憶

著者
勝峰富雄

「いまだ名付けられない山と人との関係の一端でもいい、それを文章で表現してみたい。山の雑誌の編集者として日々山と接してきて、そんな欲望が醸成されてきた」。
元「山と溪谷」編集長であり、13年間におよぶ山岳雑誌編集を通じて登山ジャーナリズムの中核を支えてきた著者が、登山者として、また編集者として、山で見たたくさんの夢を一冊に織りなす初の著書。
縦走や沢登り、登山者の嗜好のツボを押さえた絶妙の山行記。遊び心と冒険心にみちた秘境探訪記。無名の山人や篤志家などの貴重な人物ルポ。そして、フィクションを交え、時空をも超えて、ユーモアと憂愁に彩られた記憶の彼方へ旅するエッセイ。
山登りの過去から現在、そして未来までを見据えた、新しい山岳文学の誕生。


目次


序章 さよなら山登り


I 輪郭なき起伏
輪郭なき起伏
山頂の記憶/山波の記憶/坂道の記憶/山里の記憶/天幕の記憶/渓谷の記憶/道形の記憶/人影の記憶/道標の記憶/草原の記憶/岩壁の記憶/雪稜の記憶/落葉の記憶/蒼氷の記憶/記憶の記憶

II 山嶺を越えて
山里のマグリット 秋山郷 鳥甲山と苗場山 秋
悪絶の上の慈愛 中国山地 伯耆大山 冬
流星群。あるいは星のしとね 出羽三山 姥沢から月山、月見ヶ原、肘折温泉 夏
アルプスの蜃気楼 北アルプス剱岳北方稜線 毛勝三山 残雪期
黒部の白馬と裏唐松 北アルプス後立山連峰 清水尾根から白馬岳、唐松岳、大黒鉱山道 夏
羽後山水抄 秋田・森吉山 桃洞杉/安ノ滝と立又渓谷 春
いつか青空 南アルプス北部 鳥倉林道から塩見岳、間ノ岳、北岳、広河原 夏
怪峰へ至る道 青森・下北半島 縫道石山

III 溪、そして秘境へ
溪に酔う 南アルプス南部 大井川信濃俣河内 遡行
オジサンたちの夏 北アルプス黒部 黒薙川北又谷 遡行
まぼろしのいけ 奥只見 片貝ノ池と白沢ノ大池
ガサガサッと深南部 南アルプス深南部 光岳から寸又峡温泉
東京・八王子の沢を遡行する! 陣馬 醍醐川本流 遡行
照葉樹林の奇跡の谷 鹿児島・大隅半島 広瀬川中俣国見平沢 遡行
深淵へ 奥秩父 一之瀬川本流 遡行
九州幻流行 傾山 中津無礼川ムコウカマド谷/九州脊梁山地(椎葉)国見岳 耳川上ノ小屋谷 遡行
トーキョー・プチ・ヒキョー 多摩、奥多摩周辺

IV 人影の残像
東北のクマグス 不世出のキノコ研究家 尾形大治
花の盛りに殺された私の桜よ ダムに沈みゆく村を撮った 増山たづ子
山に生きた記憶 奥多摩山中96歳独り暮らし 坂和 連
雪の見る夢 雪の写真家 松本健二
オトカムへの旅 辻まことへのオマージュ I天空の星と森の星  II山にはいろいろなニンゲンがいる

V ショート・ソングス 山の波間から生まれくるうた
森 幸福の65パーセント
道 上高地にて
刻 時刻表の末端
池 林の奥には
夜 いつもそこから始まる
霧 ホワイトアウト
樹 ブナ奇譚
本 ガイドブック
穴 山の上の下

VI 頂のない山
記憶の埋葬
頂のない山
群島へ 与路


山岳雑誌編集者としての13年間 あとがきにかえて


著訳者略歴

勝峰富雄
かつみね・とみお

編集者。1965年東京生まれの埼玉育ち。埼玉県立坂戸西高校入学後ワンダーフォーゲル部で山登りを始め、パンクバンドの活動と両立する。1990年早稲田大学教育学部国語国文学科卒。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

みなみらんぼう(シンガーソングライター)
<週刊現代 2010年7月3日号>
<散歩の達人 2010年7月号>
<Richer(リシェ) 2010年8月号>
今福龍太(文化人類学者)
<読売新聞 2010年8月22日(日)>
<婦人公論 2010年8月22日号>
<(共同通信配信) 2010年7月25日>
<ダ・ヴィンチ 2010年9月号>
小沼利英<週刊読書人 2010年8月13日>
華恵(エッセイスト)
<Jane 2010年冬号>

関連リンク

この本の関連書


「山で見た夢」の画像:

山で見た夢

「山で見た夢」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/288頁
定価 2,808円(本体2,600円)
ISBN 978-4-622-07542-4 C0095
2010年5月20日発行

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