「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



ピアニストの時間

著者
舘野泉

「いま感じているのは、音楽の喜びだけである。音楽がまたできる、指を通じて全身が、自分の全存在が楽器に触れ、聴いてくださる方々と、そしてこの世界と一体になっていく、その感覚だけである。」

半世紀にわたって世界中で演奏をつづける舘野泉による初のピアノ音楽論集。1970年代のシベリウス論から、北欧音楽はもちろん、グラナドス、シューベルト、シューマン、武満徹、ピアソラ、セヴラック、最近の吉松隆までについての文を精選した。
「騎馬民族が歴史を書かないように、演奏家も歴史を書かず、決して安住が出来ずにさすらいの旅を続ける人種だ」とかつて舘野は記した。しかし、一冊となったこれらの文章を読むとき、ピアニスト舘野泉のファンのみならず音楽を愛する者なら誰もが感じるのは、それぞれの作曲家の魅力と秘密にもまして、自由な風の吹きわたる広がりの気持ちよさである。


目次


I
シベリウスのピアノ小品集
演奏するにあたって
劇的人間、ノルドグレン
シベリウスのピアノ音楽に寄せて

II
メラルティンの組曲「悲しみの園」
叙情の人、ヘイノ・カスキ
イルマリ・ハンニカイネンのピアノ音楽
シベリウス「五つのスケッチ」
シベリウス「八つの小品」
グラナドスの「ゴイェスカス」について
フィンランドのピアノ名曲
クーラ「二つのピアノ小品」
ラウタヴァーラのエチュード集
ノルドグレン「小泉八雲の怪談によるバラード」
メリカントのピアノ・アルバム

III
シューベルト晩年のソナタ
シューベルトの即興曲をめぐって
シューマン「幻想曲ハ長調」
若き日のシベリウス
パルムグレンに寄せて
リラの花、郷愁の響き
名ピアニスト・ハンニカイネン
武満徹のピアノ曲
パルムグレンのピアノ曲
タンゴこそ最高
カスキの静かな光
ナザレ―とピアソラ
シューベルトに寄せて
ウーノ・クラミ、森との対話

IV
ひまわりの海――セヴラック
シベリウスの「フロレスタン」
レーヴィ・マデトヤのピアノ曲
左手のためのピアノ作品集
アルバム「タピオラ幻景」に寄せて
その左手のために
「吉松隆の風景」に寄せて
あるピアニストの日記

おわりに


著訳者略歴

舘野泉
たての・いずみ

1936年東京生まれ。ピアニスト。60年東京芸術大学首席卒業。64年よりヘルシンキ在住。68年メシアン・コンクール第2位。同年よりフィンランド国立音楽院シベリウス・アカデミー教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

笠間直穂子<週刊朝日 2010年12月31日>
吉松隆(作曲家)
<しんぶん赤旗 2010年11月28日(日)>
<音楽の友 2010年冬>

関連リンク

この本の関連書


「ピアニストの時間」の画像:

ピアニストの時間

「ピアニストの時間」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/256頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-07556-1 C0073
2010年10月19日発行

この本を購入する