みすず書房

客観性の刃

科学思想の歴史 [新版]

THE EDGE OF OBJECTIVITY

判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm
頁数 408頁
定価 7,260円 (本体:6,600円)
ISBN 978-4-622-07584-4
Cコード C1040
発行日 2011年4月21日
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客観性の刃

科学は古代ギリシアに芽ばえ、中世の暗黒を破って、ルネサンス・イタリアにおいて、はじめて近代科学への第一歩を踏み出す。それは本書の著者がいうように、近代科学の特性ともいうべき「客観性の刃」が、ガリレオ・ガリレイの落体運動の研究を通して人間の思想の歴史にはじめて打ちこまれたことを意味していた。
本書は、変転する西欧社会の歴史と思想の流れのなかで、この「客観性の刃」が、その広さと深さを増して近代科学へ通ずる道すじを形成していく有様と、その流れのなかでの偉大な科学者の人間としての創造活動の姿を、該博な知識と透徹した分析によって史的・立体的に捉えている。
科学専攻者はもちろん、広く思想の歴史に関心を持つ人々に向けて、科学史研究の古典ともいえる著作を改訂し、ここに新版としてお届けする。

目次

日本語版への序
序文
まえがき

第1章 ガリレオに始まりガリレオに終わる
第2章 芸術と生命と実験
第3章 新しい哲学
第4章 プリズムをもてる静かなるニュートン
第5章 科学と啓蒙思潮
第6章 物質の合理化
第7章 自然の歴史
第8章 成年に達した生物学
第9章 初期のエネルゲティク
第10章 場の物理学
第11章 エピローグ

文献解題
訳注
訳者あとがき
索引

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