映画もまた編集である
ウォルター・マーチとの対話
THE CONVERSATIONS

| 判型 | A5判 | 
|---|---|
| 頁数 | 384頁 | 
| 定価 | 5,280円 (本体:4,800円) | 
| ISBN | 978-4-622-07607-0 | 
| Cコード | C0074 | 
| 発行日 | 2011年6月21日 | 

THE CONVERSATIONS

| 判型 | A5判 | 
|---|---|
| 頁数 | 384頁 | 
| 定価 | 5,280円 (本体:4,800円) | 
| ISBN | 978-4-622-07607-0 | 
| Cコード | C0074 | 
| 発行日 | 2011年6月21日 | 

「この本には目を開かれた。三度読み返したあと、それ以上は強いて本を置かねばならなかった。影響を受けすぎるのを恐れたからだ。……私も映画や編集については一渉りの知識を持ち合わせているつもりだったが、どれほど無知であったか、いまだに無知であるかを思い知らされた。ことに、マーチが下す編集上の判断と小説家の判断の相似には驚かされる。数コマ/数単語に託される、観客/読者にはサブリミナルにしか認識されないような微細な判断、それらが重積してインパクトを与えるのだ。」
 (スティーヴ・エリクソン、作家)
 
 《ゴッドファーザー》等を手がけた稀代の映像・音響編集者ウォルター・マーチとブッカー賞作家が語らい、名画を演出した編集の意匠を説き明かす。忘れ難いシーンの制作秘話、聴覚的「空間」の作り方、天才O・ウェルズのビジョンを再現する《黒い罠》修正の逸話……。読み進むほどに魅了され、映画の見方が確実に塗り変わる。
 本書は、コラージュ的手法の名手であるオンダーチェが、自身とマーチの芸術観を鮮やかに構成した作品でもある。二人の対話は技巧を語りつつ、技巧を越えた創造性を模索しながら響き合う。ジャンルを問わずすべての創作者への刺激に満ちた一冊。
  
本書は、『キネマ旬報』映画本大賞2011 第2位に選ばれました。
INTRODUCTION
 FIRST CONVERSATION サンフランシスコ
 SECOND CONVERSATION ロサンジェルス
 THIRD CONVERSATION ニューヨーク・シティ
 FOURTH CONVERSATION サンフランシスコ
 LAST CONVERSATION トロント
付録
 マーチが手がけた映画作品
 謝辞
 訳者あとがき
 画像提供・所蔵
 索引

目次 (1,240 KB)
「トピックス」アーカイブ