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ティエンイの物語

LE DIT DE TIAN-YI


ひとりの人生のすべてがこめられた本は稀である。もっと稀なのは、さまざまな人たちの人生を奥深いところで結び合わせた本だ。稀ななかでも、さらに稀なのは、異質なふたつの世界をひとつに繋ぎ、それらのあいだに、不可思議にして普遍的な意思疎通を魔術のように紡いでいるものは何か、それを感じとらせてくれる本である。フランソワ・チェンが、このみごとな作品において成し遂げたことである。
――ジャン・マンブリノ

日中戦争から、内戦を経て共産党政権の樹立、中華人民共和国の大躍進政策とそれにつづく大飢饉、そして文化大革命……。そこに生きた三人の男女、語り手のティエンイ(天一)、彼が「戀人」と呼ぶユーメイ(玉梅)、「友」と呼ぶハオラン(浩郎)の天職と運命を滔々と描く。愛と友情はひとつになって三人をつなぎ、誰かひとりが欠けたら、他のふたりの人生はありえないほどに強い絆が、読む者の胸を打つ。
革命を逃れて二十歳でフランスに渡った著者が七十歳を前に、ありえたかもしれない別の人生を自らに重ねて書いた小説『ティエンイの物語』は、広く感動を呼んでフェミナ賞を受賞。詩人書家フランソワ・チェンは2002年、アジア人として初めてアカデミー・フランセーズ会員に選ばれている。


目次


まえがき
第一部 旅立ちの叙事詩
第二部 回り道の記
第三部 帰還の神話

訳者あとがき


著訳者略歴

フランソワ・チェン
Francois Cheng

程抱一。フランスの作家・詩人・書家。1929年、中国江西省南昌に生まれる。南京大学で学業を修めた後、1948年、渡仏。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
辻由美
つじ・ゆみ

翻訳家・作家。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

湯川豊<毎日新聞 2011年10月23日(日)>
小倉孝誠(慶應大学教授)
<北海道新聞 2011年11月13日(日)>

関連リンク

この本の関連書


「ティエンイの物語」の画像:

ティエンイの物語

「ティエンイの物語」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/448頁
定価 3,740円(本体3,400円)
ISBN 978-4-622-07636-0 C0097
2011年9月9日発行

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