小林且典作品集 ひそやかな眼差し

1961年生まれ。87年東京芸術大学美術学部彫刻科卒業、89年同大学院修了。89 年イタリア政府給費留学生としてブレラ美術アカデミー（ミラノ）留学。91年ジョルジョ・デ・マルキスによる「15人の日本の現代彫刻家たち」（イタリア文化会館／東京）、92年「日本—イタリア若い世代」（国立近代美術館／ローマ）。94年第1回ウンベルト・マストロヤンニ賞2等賞（トリノ）受賞。95年帰国。2010年フィスカルス（フィンランド）滞在。96、2012年みゆき画廊、03、05年DEE’S HALL、05、07、10 年ギャラリーすずき、05、07年豊科近代美術館、09年nca / nichido contemporary art、10、12年森岡書店など、個展多数。

1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、京都大学大学院教授。専門は西洋美術史・思想史。著書に、『もうひとつのルネサンス』（1994）、『ルネサンスの美人論』（1997）、『モランディとその時代』（以上、人文書院、2003／吉田秀和賞）、『ミメーシスを超えて』（勁草書房、2000）、『マグダラのマリア』（中公新書、2005）、『芸術（アルス）と生政治（ビオス）』（2006）、『フロイトのイタリア』（以上、平凡社、2008／読売文学賞）、『半透明の美学』（岩波書店、2010）など。編著に『カラヴァッジョ鑑』（人文書院、2001）、『ジョルジョ・モランディの手紙』（みすず書房、2011）ほか。訳書に、ロンギ『芸術論叢』（全2巻、監訳）、アガンベン『中味のない人間』『スタンツェ』『イタリア的カテゴリー』『開かれ』（共訳）、J・クレーリー『知覚の宙吊り』（監訳、平凡社）など多数。