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ドイツ反原発運動小史

原子力産業・核エネルギー・公共性

EINE KURZE GESCHICHTE DER DEUTSCHEN ANTIATOMKRAFTBEWEGUNG

Atomwirtschaft - Kernenergie - Offentlichkeit


なぜドイツの反原発運動は成功したのか。市民の抗議と情報の流れが、いかに原子力のリスクに反応し、公共性の欠如を克服したのかを検証する。脱原発―ドイツ40年の歩みを考察する。
本書は、ヨアヒム・ラートカウによる原子力関連の論考四篇と、訳者によるインタヴューを収録する。ラートカウは、現在ドイツを代表する環境史家であるが、その出発点は1970年代初頭に着手したドイツの原子力産業と原子力論争の歴史研究にある。それゆえ彼は、フクシマ事故後、この分野の第一人者として、また自然環境とエコロジーを論じる環境史の大家として、ドイツ内外のメディアから好んで意見を求められる存在である。
本書ではドイツの原子力の歴史が、産業、エネルギー政策、反原発運動、公共性といった観点から論じられる。ここから生産的な議論や未来につながる思想が生まれることを願う。巻頭の一篇は、フクシマ後の日本の読者へのメッセージとなっている。
「いまや日本の原子力の批判者たちは、ひとりぼっちだと感じる必要がない。彼らは世間に対して、改革のエネルギーが日本の伝統の一部であることを思い起こさせるべきだろう」(ヨアヒム・ラートカウ)


目次


あれから一年、フクシマを考える
ドイツ反原発運動小史
核エネルギーの歴史への問い──時代の趨勢における視点の変化(1975‐1986年)
ドイツ原子力産業の興隆と危機 1945‐1975年──結論 研究成果と実践的な諸帰結
原子力・運動・歴史家──ヨアヒム・ラートカウに聞く

訳者あとがき


著訳者略歴

ヨアヒム・ラートカウ
Joachim Radkau

ドイツの歴史家。1943年に生まれる。ミュンスター、ベルリン自由大学、ハンブルクの各大学で歴史学を修める。フリッツ・フィッシャー(ハンブルク)のもとで1970年に博士号取得。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
海老根剛
えびね・たけし

1971年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。大阪市立大学大学院文学研究科表現文化学専修准教授。専門は20世紀ドイツ文化研究・映像論。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
森田直子
もりた・なおこ

1971年岡山県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、ドイツ・ビーレフェルト大学歴史・哲学・神学部で博士号取得。立正大学兼任講師。専門はドイツ近代史。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「ドイツ反原発運動小史」の画像:

ドイツ反原発運動小史

「ドイツ反原発運動小史」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/216頁
定価 2,592円(本体2,400円)
ISBN 978-4-622-07722-0 C0010
2012年11月20日発行

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