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アイルランドモノ語り

著者
栩木伸明

J・M・シング『アラン島』の名訳で知られるアイルランド文学者が、ダブリンやスライゴーの街角でみつけた不思議な「モノ」たちから彼の国の歴史や文化をひもといてゆく。

たとえば西部メイヨー州・国立田舎暮らし博物館のミュージアムショップでみつけた、わら製のコーンヘッドのような、へんてこな物体。ここにはアイルランドとデンマークを繋ぐ、いにしえの物語がひそんでいた。はたまたダブリンでみつけた木彫りの「遠足馬車」、民衆絵画の島トーリー島の画家たちの絵、第二次世界大戦中、ベルファストに揚がった「防空気球」の絵葉書、ウィックロー州ハリウッド村の墓地で拾った「真鍮のボタン」等々。
十二個のモノたちがそれぞれに語りだす「モノ語り」とは?
W・B・イェイツ、ジェイムズ・ジョイスをはじめとする文学者、そしてアイルランドの独立運動を牽引した、熱い思いを抱く志士たちが多数登場!


目次


I
ふるさとはデンマーク
スズメバチと閉所熱――トーリー島物語〈1〉
絵語りの島――トーリー島物語〈2〉
遠足は馬車に乗って

II
シャムロックの溺れさせかた
歌のごほうび
ハープ氏の肖像
岬めぐり

III
真鍮のボタン
もの言わぬ気球たち
パーネル通り
メアリーは「できません!」と言った

モノ語りのはじまり――あとがきにかえて
本書に登場する主な人物

(イラストレーション 平野恵理子)


著訳者略歴

栩木伸明
とちぎ・のぶあき

1958年東京生まれ。上智大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程単位取得退学。現在、早稲田大学教授。専攻はアイルランド文学・文化。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

読売文学賞〈随筆・紀行賞部門〉受賞

第65回読売文学賞〈随筆・紀行賞部門〉受賞。選評(辻原登)に、「この本の構造そのものがイェイツの詩そのままに、枝を編んで粘土で固めた小屋のようなものだ。アイルランド・ケルトが触れられるもの、見られるもの、聴こえるもの、そして思考と夢想を存分に羽ばたかせてくれるモノとしてここにある」。

書評情報

<2013年5月12日(日):読売新聞>
<2013年7月7日:北海道新聞>
沢渡 曜<:望星2013年9月号>
阿部公彦(東京大学文学部准教授)
<2013年9月17日:書評空間(KINOKUNIYA)>
<2013年6月16日:信濃毎日新聞>

関連リンク

この本の関連書


「アイルランドモノ語り」の画像:

アイルランドモノ語り

「アイルランドモノ語り」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/280頁
定価 3,888円(本体3,600円)
ISBN 978-4-622-07741-1 C0098
2013年4月19日発行

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