みすず書房

図書館に通う

当世「公立無料貸本屋」事情

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 256頁
定価 2,420円 (本体:2,200円)
ISBN 978-4-622-07762-6
Cコード C0095
発行日 2013年5月17日
オンラインで購入
図書館に通う

編集者、翻訳権エージェントとして、出版界で60余年を生きてきた著者。第一線を退き、今度は本好きの一市民として、街の図書館の奥深さと変貌を、つぶさに経験する。
同時に、みずからの半生と対話しながら、たくさん読んできたエンターテインメントのこと、むかし営んだ貸本屋のこと、貧しいハンガリー移民のピューリツァーが、アメリカで図書館を学校として育った逸話、図書館と著作権の問題をはじめ、誰も書かなかった、本と人を繋ぐエピソードを満載。
アイデアにみちた提案とともに、デジタル・ネットの時代に、図書館も書店も出版社も、ともに活躍できる道を探る。

目次

はじめに——図書館は「公立無料貸本屋」ではいけないのか
1 出版社がこしらえた図書館
2 『広辞苑』と『第二の青春』
3 『未刊行初期短篇』の公表
4 貸本屋と漫画喫茶
5 キングと『夏草』
6 『われらにとって美は存在するか』
7 『彼もまた神の愛でし子か』
8 『ドクトル・ジバゴ』とアメリカ文化センター
9 『アメリカの出版界』と図書館
10 『リリアン』と『オリンピア・プレス物語』
11 『蜩ノ記』とペーパーバック
12 『裏通りの紳士』と開架
13 ジャレド・ダイアモンドと運営委託
14 『暁の死線』と地域の図書館
15 『点と線』と書評の役割
16 『町奉行日記』と電子書籍
17 「異聞浪人記」と『知の広場』
むすび——インフラとしての図書館
謝辞

書評情報

井波律子
毎日新聞2013年6月16日(日)
新文化
2013年6月27日
野波健祐
朝日新聞2013年6月30日(日)
小田光雄(文芸評論家)
東京新聞2013年6月30日(日)
津野海太郎
マガジン航web2013年7月9日
小田光雄(文芸評論家)
北海道新聞2013年7月14日(日)
電通報
2013年7月15日
中川隆介(評論家)
出版ニュース2013年7月上旬号
仲井徳(なかいいさお・神戸女子大学文学部准教授)
関西大学生協「書評」2014年3月
松村由里子(歌人)
婦人之友2016年11月号

関連リンク