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意味としての心

「私」の精神分析用語辞典

著者
北山修

〈精神分析という深層心理学の言葉は、わけの分からない痛みや葛藤、荒唐無稽な思考や空想、曖昧な情緒や不安、さらに危険視される欲望と衝動に名前をつけて、取り扱うことが目論まれます。ここでの言葉の役割は、医学の解剖学者の仕事に似ていて、目に見えぬ心に名前を付けて操作や思考の対象にすることです。誰もが忌避して覗こうとしなかった「腹のうち」や、見えにくい(見にくい、見難い、醜い)「したごころ」、そして排除されやすい「狂った心」について、その「こころ(=意味)」を語る語彙を発見し、提供し、これを考えるための道具と方法を見出そうとするのです〉
(「言葉にする」より)

精神分析的な精神療法は、自由な連想による発話‐言語的理解を基本的方法とし、「心」の理論化に努めるなど、とりわけ言葉の力を重視する。欧米由来の精神分析の用語や概念を日本文化のなかで捉え直し、活かす「日本語臨床」の観点から研究と臨床活動をすすめてきた著者が、日々の臨床や日常生活のなかで着目し、年月をかけて理解を深めてきた専門用語・日常臨床語を集成。
また時に作詞家でもある著者にとって、「日本語」こそが日本人や自分自身の心(うら)を映し、観察と理解,そして表現をうながす「私の先生」だった。言葉へのみずみずしい連想力によって、音が意味を得て文字になってゆくところを体験させる、創造的な心の辞典が生まれた。


目次


あ行
あい/曖昧/あきらめる/あずかる/焦る/遊び/遊ぶ/甘える/ありがたい/生かそう/生きがいがある/移行対象/依存/愛しい/いないいないばあ/ウィニコット/裏/羨ましい/おかし/押しつけられた罪悪感/踊り/思われます

か行
解釈/介入/抱える環境/抱えること(ホウルディング)/空(から)/完全主義者/観念の模倣/頑張れ/儀式/傷つきやすい/境界/空虚感/劇/元気/言語化/口唇期/肛門期/こと/言葉にする/言葉の橋/殺すこと/壊す

さ行
覚める/三角関係/幸せにする/自慰空想/自虐性/自虐的世話役/自己実現/自己卑下傾向/自然だ/視線恐怖/疾患への逃避/自分/シャーロック・ホームズ/出産外傷/神経をつかう/神話/すみません/性/性愛(セクシャリティ)/性愛的マゾヒズム/精神分析/前性器期/想像/創造性

た行
対象関係論/対人恐怖/対面法/たつ/脱錯覚/短期精神療法/ち/中間/直観/直観/治療的退行/つながる/土居健郎/動機/同性愛/同情/とき/とける/閉ざす

な行
内的世界・外的世界/なおす/なれ/二次加工/二者関係・三者関係/日本語臨床

は行
売春婦/はかなさ/吐くこと/白昼夢/橋/話し/歯をもった膣/悲劇の主人公/秘密を守る/ヒーリング・ミュージック/フェティシズム/無気味なもの/普通/文化/分析状況/防衛機制/本当の自己

ま行
巻き込み/マゾヒズム/祭り/水に流すこと/満たす/見立て/見るなの禁止/空しさ/無力感/面倒を見る

や行
焼く/ゆ/ユーモア/寄る辺なさ

ら行
両性素質/ローハイム

わ行
歪曲/わがまま/わたし

私の歌はどこで生まれるのか――「旅」と「私」

参考文献
索引


著訳者略歴

北山修
きたやま・おさむ

1946年淡路島生まれ。精神分析医。1972年、京都府立医科大学卒業後、ロンドンのモーズレイ病院およびロンドン大学精神医学研究所で卒後研修。帰国後、北山医院(現南青山心理相談室)院長。専門は精神分析学。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「意味としての心」の画像:

意味としての心

「意味としての心」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/360頁
定価 3,740円(本体3,400円)
ISBN 978-4-622-07785-5 C0011
2014年2月7日発行

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