私のもらった文学賞
MEINE PREISE

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 176頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-07846-3 |
Cコード | C0098 |
発行日 | 2014年6月20日 |
備考 | 現在品切 |

MEINE PREISE
判型 | 四六判 |
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頁数 | 176頁 |
定価 | 3,520円 (本体:3,200円) |
ISBN | 978-4-622-07846-3 |
Cコード | C0098 |
発行日 | 2014年6月20日 |
備考 | 現在品切 |
〈ウイーン学術アカデミーのグリルパルツァー賞を受賞するにあたって背広を買わなければならなくなった。というのも授賞式の開始があと2時間に迫ったときになって急に、この明らかに特別な式典にズボンとセーター姿で臨むわけにはいかないと気づいたからだ〉
小説『消去』(上下、2004小社刊)で日本の読者の度肝を抜き、多くのファンを獲得したオーストリアの作家トーマス・ベルンハルト(1931-89)。文学界のグレン・グールドとも評されるまさしく孤高の作家が、総なめにしたドイツ語圏の最高の文学賞受賞時の状況を綴った9つの自伝的エッセーと授賞スピーチその他。
グリルパルツァー賞/ドイツ産業連盟文化栄誉賞/自由ハンザ都市ブレーメン文学賞/ユーリウス・カンペ賞/オーストリア国家賞文学部門賞/アントン・ヴィルトガンス賞/フランツ・テオドーア・チョコーア賞/連邦商工会議所文学賞/ビュヒナー賞… 各表題はきわめて無機質だが、文学賞受賞の場をスキャンダルに変えその内幕を描いた、笑いと涙と感動がないまぜになったまさしく空前絶後の本。ベルンハルト文学の真骨頂が、ここにある。
私のもらった文学賞
グリルパルツァー賞
ドイツ産業連盟文化栄誉賞
自由ハンザ都市ブレーメン文学賞
ユーリウス・カンペ賞
オーストリア国家賞文学部門賞
アントン・ヴィルトガンス賞
フランツ・テオドーア・チョコーア賞
連邦商工会議所文学賞
ビュヒナー賞
スピーチ集
自由ハンザ都市ブレーメン文学賞授賞式のスピーチ
オーストリア国家賞文学部門賞授賞式のスピーチ
ゲオルク・ビュヒナー賞授賞式のスピーチ
退会の辞
編集付記
訳者あとがき