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うつわの歌【新版】


「おかげさまで この世の生命を/こんども とりとめました/それはそれで ありがたいことでは/ありますけれども/もし とりとめられない日が来ても/それは悪いことではないでしょう/この世の いのちだけが/存在では ないのですから」
(「この世のいのち」1975)

神谷美恵子(1914-1979)は晩年、狭心症、TIA(一過性脳虚血発作)のために入退院を繰り返していた。余命少なきことを感じながら、病床で綴られたノートや原稿用紙には、身近な人々、そして人間の存在をこえた大いなるものへの感謝と祈りに満ちた詩が残された。
最晩年に執筆された若き日の恋をめぐる未発表詩篇「絶望の門」(草稿)を初めて公開するほか、単行本未収録作14編を増補。
あわせて「うつわの歌」「癩者に」など戦前に発表された詩篇及び訳詩「クリスティナ・ロゼッティの詩」、晩年の仕事である「ハリール・ジブラーンの詩」を収める。
生誕100年を記念する新編集愛蔵版。
モートン・ブラウン「美恵子さんの思い出」(中井久夫訳)、神谷宣郎「神谷美恵子 人間として妻として」を付す。


目次


I うつわの歌
魔の淵
うつわの歌
くびき 「宿命の少女」のうたえる
窓辺に
貧しき主婦の朝の歌
山へ
癩者に
長島に寄せて
C・グレイヴスン
この糧
尼院を出でて

II 残る日々
市場へ
順めぐり
うすれゆく意識の中で
のぶに
ひとの心がわかるとき
ありがたさ
ごきげんうかがい
同志
この世のいのち
オーデコロン
T I A
絶望の門
残る日々

III クリスティナ・ロゼッティの詩
病みて疲るるも
十字架とりて
我を解き放つ者は誰ぞ
何か不足
家よりホームへ(抄)
視よこの人
静まりおれ

IV ハリール・ジブラーンの詩
はじめに
 おお地球よ
 火の文字
 花のうた
 「挫折」

 『予言者』について
 結婚について
 子どもについて
 与えることについて
 苦しみについて
 しゃべることについて
 宗教について
 死について
 別れ

 『イエス』について
 第一篇
 第五篇
 第一〇篇
 第一四篇

美恵子さんの思い出  モートン・ブラウン
神谷美恵子 人間として妻として  神谷宣郎

神谷美恵子略年譜
『うつわの歌 新版』について/初出一覧


著訳者略歴

神谷美恵子
かみや・みえこ

1914-1979。岡山に生まれる。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米、1940年からコロンビア大学医学進学課程で学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

<日本経済新聞(紹介記事) 2014年8月18日(月)>

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「うつわの歌【新版】」の画像:

うつわの歌【新版】

「うつわの歌【新版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/208頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-07858-6 C0011
2014年8月25日発行

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