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哲学への権利 2

DU DROIT A LA PHILOSOPHIE


デリダの哲学教育論の集大成。第2巻では哲学が拠って立つ制度のすべてを問い直し、来たるべき哲学教育の構想を展開する。

〈私たちがここで提案している図式にしたがうなら、産業時代の黎明期より西洋で支配的である大学制度モデルにおいて確立されてきた、哲学とさまざまな知の関係を問いに付すこと――そしておそらくこの関係を転移させること――に行き着く〉

近代哲学がその始まりから国家の言語政策と緊密な関係を持っていたこと、デカルト、カント、シェリング、そしてハイデガーに至る大学への問い、軍事政策が文系・理系を問わず学問的合目的性を軍事目的に転換する危険、哲学することは学びえないが、哲学するためには学ばなくてはならないこと…
哲学教育を破壊しようとする力の所在を正確に見抜き、哲学が言語=国民的な権威に幽閉されることなく、現代の様々な問題に接続していく新たな道筋を切り拓く。全2巻の解題を付す。


目次


第II部 権威からの転移――哲学の言語と制度
翻訳した方がよいとすればI  哲学自身の国語による哲学(ある「フランス語の文献」に向けて)
翻訳した方がよいとすればII  デカルトの小説、あるいは語のエコノミー
空位の講座  検閲、教師性、教授性
翻訳の神学

第III部 モクロス――大学の眼
モクロス、あるいは諸学部の争い
句読点  博士論文の時間
大学の瞳  根拠律と大学の理念
哲学を讃えて
哲学という学問分野のアンチノミー  書簡による序文
さまざまなポピュラリティ  法哲学への権利について

第IV部 補遺
「誰が哲学を恐れるのか」(1980年)
複数のタイトル(国際哲学コレージュのために)(1982年)
キックオフ(国際哲学コレージュのために)(1982年)
哲学と科学認識論に関する委員会による報告書(1990年)

原註
訳註
訳者解題


著訳者略歴

ジャック・デリダ
Jacques Derrida

1930-2004。アルジェに生まれる。20世紀を代表する思想家。現象学の再検討から出発し、ニーチェやハイデガーの哲学を批判的に発展させる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
西山雄二
にしやま・ゆうじ

1971年生まれ。首都大学東京准教授。フランス思想専攻。著書に『哲学への権利』(勁草書房)ほか。訳書にジャック・デリダ『獣と主権者I』(共訳、白水社)『条件なき大学』(月曜社)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
立花史
たちばな・ふひと

1974年生まれ。早稲田大学等非常勤講師。フランス文学・思想専攻。著書に『マラルメの辞書学』(法政大学出版局)。訳書にジャック・デリダ『散種』(共訳、法政大学出版局)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
馬場智一
ばば・ともかず

1977年生まれ。長野県短期大学助教。哲学・倫理学・思想史専攻。著書に『倫理の他者』(勁草書房)ほか。訳書にアラン・バディウ『世紀』(共訳、藤原書店)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
宮﨑裕助
みやざき・ゆうすけ

1974年生まれ。新潟大学准教授。哲学・現代思想専攻。著書に『判断と崇高』(知泉書館)ほか。訳書にジャック・デリダ『有限責任会社』(共訳、法政大学出版局)、ポール・ド・マン『盲目と洞察』(共訳、月曜社)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
藤田尚志
ふじた・ひさし

1973年生まれ。九州産業大学准教授。フランス思想専攻。著書に『人文学と制度』(共著、未來社)ほか。訳書にマルセル・ゴーシェ『民主主義と宗教』(共訳、トランスビュー)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
津崎良典
つざき・よしのり

1977年生まれ。筑波大学准教授。フランス哲学専攻。訳書にオリヴィエ・ブロック『唯物論』(共訳、白水社、近刊)ほか。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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哲学への権利 2

「哲学への権利 2」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/480頁
定価 7,776円(本体7,200円)
ISBN 978-4-622-07875-3 C1010
2015年11月25日発行

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