「みすず書房」ページ内リンク

  1. 「メインメニュー」へ移動
  2. 「みすず書房の本の検索メニュー」へ移動
  3. 「本文」へ移動
  4. 「サイト利用ガイド」へ移動



ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所【新装版】


「わたしがつねに念頭においている目的意識とは、アーレントの言葉のありか、〈政治的思考〉の現場を、いかに精密に、しかも息づかいを見失うことなく跡づけることができるのかという一点である」

『全体主義の起原』や『人間の条件』をはじめ、20世紀を代表する政治哲学者ハンナ・アーレントへの注目は、ますます高まってきている。しかし、彼女独特の鍵概念である《現われ》や《あいだ》は、伝統の崩壊という認識からはじめられた彼女の政治的思考と、どのように結びつくのか。また亡命ユダヤ人であるアーレントは、なぜ論争を生んだ『イェルサレムのアイヒマン』を書いたのだろうか。
本書は、ヤング=ブルーエルのアーレント伝や膨大なエッセイ・書簡に分け入りながら、「アーレントとは何者か」を真摯に問いかけていった成果である。亡命知識人アーレント/政治と《あいだ》/アイヒマン論争と《始まり》/「木の葉」の〈身ぶり〉の4章。小著ながらみごとな作品が、ここに誕生した。

[初版2002年2月20日発行]


目次


序論

第1章 亡命知識人アーレント
1 アーレントの不在と存在
2 最後のドイツ系ユダヤ人
3 「われら」と「亡命者」のあいだ

第2章 「政治」と《あいだ》
1 断崖の思考
2 「思索日記」の語るもの
3 〈対等〉の条件

第3章 アイヒマン裁判と《始まり》
1 最後の語りかけ
2 「心」の役割
3 削除された《始まり》
4 政治的思考のために

第4章 「木の葉」の《身ぶり》
1 《応答》としての《身ぶり》
2 「木の葉」の自由
3 残骸の重さ
4 「戦線」の超越、あるいは中断

結論に代えて

参考文献一覧
あとがき


著訳者略歴

矢野久美子
やの・くみこ

1964年に生まれる。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程修了。現在 フェリス女学院大学教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所【新装版】」の画像:

ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所【新装版】

「ハンナ・アーレント、あるいは政治的思考の場所【新装版】」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/168頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-07882-1 C1010
2014年9月10日発行

この本を購入する