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人間機械論【第2版】

人間の人間的な利用

THE HUMAN USE OF HUMAN BEINGS

Cybernetics and Society


「ギリシア人は火の発見という行為を非常に分裂した感情で見た。……悲劇の感覚とは、世界はわれわれを保護するためにつくられた心地よい小さな巣ではなく、広大で概して敵意に満ちた環境であって、そこではわれわれは神々に反抗することによってのみ大業を成就することができ、しかもこの反抗はそれ相応の罰をもたらすことを避けえないという感覚である。……この悲劇の感覚を有する人間が、火ではなく、原子分裂のようなもう一つの新たな力の出現に近づくとすれば、彼は恐れおののきながら近づくのである。」
通信と制御の観点から、機械、生物、社会を捉えるサイバネティックスという新しい学問分野を創始し、命名したウィーナー。その主著『サイバネティックス』の内容を、よりわかりやすく説いたのが本書である。(第2版では、その概念が普及した状況から、より思想的・哲学的考察に重点をおいて改訂。)また、自動機械や統治など、科学や社会の未来を予見しつつ警鐘を鳴らす。第二次世界大戦後、ほどなくして刊行された本書だが、21世紀においても示唆に富む内容となっている。

[第2版初版1979年10月5日発行]


目次


訳者まえがき
まえがき――偶然的宇宙という概念

I 歴史におけるサイバネティックス
II 進歩とエントロピー
III 固定性と学習:通信行動の二つのパターン
IV 言語の仕組みと歴史
V 通信文としての組織
VI 法律とコミュニケーション
VII コミュニケーション・機密・社会政策
VIII 知識人と科学者との役割
IX 第一次および第二次産業革命
X ある種の通信機械とその将来
XI 言語、かく乱、通信妨害


著訳者略歴

ノーバート・ウィーナー
Norbert Wiener

1894-1964。ポーランドに生れ、アメリカに渡ったユダヤ人の言語学者レオ・ウィーナーの長子として生れた。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
鎮目恭夫
しずめ・やすお

1925年東京に生れる。1947年東京大学理学部物理学科卒業。科学思想史専攻。科学評論家。2011年歿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
池原止戈夫
いけはら・しかお

1904年大阪に生れる。1928年マサチューセッツ工科大学卒業。理学博士。東京工業大学名誉教授。1984年歿。著書『初等微分方程式』(1958)『応用数学講義』(1964)『常微分方程式』(1971、以上学術図書)ほか。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


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人間機械論【第2版】

「人間機械論【第2版】」の書籍情報:

B6判 タテ182mm×ヨコ128mm/224頁
定価 3,780円(本体3,500円)
ISBN 978-4-622-07883-8 C1040
2014年9月10日発行

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