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プラハのバロック

受難と復活のドラマ

PRAŽSKÉ BAROKO

Drama Utrpení a Vzkříšení

著者
石川達夫

プラハの街に溢れるバロックの遺産。ローマなどと並んでバロックの中心都市であったにもかかわらず、プラハのバロックは三十年戦争初期の〈白山の戦い〉敗北後、支配者ハプスブルク家が推し進める対抗宗教改革・再カトリック化の猛威にさらされた暗黒時代の象徴として、ながらく一面的で否定的な評価を受けてきた。
イタリアやスペインなど外国からの借り物でない独自の個性を持ちながら、バロック研究の中でそこだけが空白のまま、ようやく本格的研究が始まったばかりのプラハ・バロックの特質を、劇的で複雑な歴史の襞に分け入り、そこに生きた人々の精神性から解き明かす。戦禍による荒廃の中に生まれ、復活への祈りを画布に、石に刻みつけたバロック的メンタリティーが、いま明らかになる。


目次


まえがき
序章 敗者のバロック――プラハ・バロックの背景
1 三十年戦争と「白山の戦い」/2 対抗宗教改革と再カトリック化/3 イエズス会/4 カトリシズムとプロテスタンティズム/5 ゴシックとバロック/6 闇と光/7 プラハの地霊/8 忘我と正気
第一章 動性
1 楕円/2 ドラマ/3 幻
第二章 迷宮
1 コメンスキー/2 バルビーン/3 ヴァルトシュテイン/4 迷宮庭園
第三章 受難
1 「瞑想(泣く女)」/2 「ピエタ」/3 「カルヴァリア(ゴルゴタ)」/4 「聖ルトガルディスの幻」/5 「アトラス」
第四章 伝説
1 「勝利の聖母マリア」伝説/2 ロレタ伝説/3 「プラハの幼子イエス」伝説/4 聖ヤン・ネポムツキー伝説/5 聖サルヴァトール伝説
第五章 越境
1 敷居/2 移動/3 世界
終章 バロックの受難と復活――プラハ・バロックの遺産
1 荒廃と復興/2 葬られるバロック/3 蘇るバロック
補章 プラハ・バロック探訪――プラハ・バロックの遺産を巡る
1 城地区/2 小地区/3 カレル橋/4 旧市街/5 新市街/6 その他の地区


主要参考文献一覧
図版および出典一覧
プラハ・バロック地図
カレル橋のバロック彫刻
あとがき
人名・団体名索引


著訳者略歴

石川達夫
いしかわ・たつお

1956年東京生まれ。東京大学文学部卒業。プラハ・カレル大学国費留学の後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「プラハのバロック」の画像:

プラハのバロック

「プラハのバロック」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/320頁
定価 6,696円(本体6,200円)
ISBN 978-4-622-07896-8 C1070
2015年3月6日発行

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