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集合住宅30講

著者
植田実

「集合住宅は断片からの建築である。この本でいちばん言いたかったことがそれで、全体より断片が優位な建築には象徴の表現も様式の統一もない。そのことをいささか極論的に強調しているかもしれない。そのために順を追って作品事例を紹介するのではなく、項目別という断片からみていく構成になった。その結果同じ事例が何度も繰り返し登場する羽目になってしまったが、かわりに、小さな地味な作品事例や、有名な集合住宅でもあまり紹介されることのない局面や細部を拾うことができた。内外の近現代建築通史などをみると、登場する作品事例もその概要説明もだいたい同じにならざるをえないという限界がある。そのような建築史上の選択や評価にとりわけ集合住宅はおさまりきれない。といった着想をこの小文に反映させたかった」

「集合住宅とは他の建築と比べて他人事ではない気持ちにさせる、そんな建築である」――1968年創刊の「都市住宅」から100巻をこえる「住まい学大系」まで半世紀近く建築誌・建築書の編集長を務めてきた著者が『アパートメント』『集合住宅物語』、共著『いえ 団地 まち』(日本建築学会著作賞)の後に刊行する集合住宅ものの総集編。ル・コルビュジエのユニテ・ダビタシオン、同潤会アパートメントほか訪ね歩いた19世紀末以降の内外の名作について、みずから撮影した写真を添え縦横に説き明かす。カラー写真146点、図版総点数203点。


目次


集合住宅30講
様式と計画/同潤会アパートメント消滅/モダニズム建築の謎/ピロティの発見/ペントハウスと屋上/バルコニー効果/窓構え/ゲートとサイン/住む側と訪ねる側/一軒にたどりつくまで/玄関ふたつ/向こう三軒両隣/中庭タイプ/店舗ゾーン/街の隠れ家/古い建物の残し方/緑の原像/「わが家」の色/プラスアルファ/「しまう」と「見せる」/境界の部屋/演劇性のデザイン/「展覧会」と呼ばれた団地/「小ささ」の設計/「巨大」の妙味/低層接地型のシステム/単位の連結と分離/「住むこと」への批評/標準設計の遺産/求む「高齢」住宅

現代集合住宅の「起源」をさぐる
ビラ・モデルナ/多摩田園都市開発拠点 三つのビレジ/晴海高層アパート

あとがき
図版索引


著訳者略歴

植田実
うえだ・まこと

1935年、東京に生まれる.早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業。「建築」編集スタッフ、「都市住宅」(1968年創刊)編集長、「GA HOUSES」編集長などを経て現在、住まいの図書館出版局編集長。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

大竹昭子(作家)
<朝日新聞 2016年1月24日(日)>
松山巌(評論家・作家)
<読売新聞 2016年1月24日(日)>
<日経アーキテクト 2016年1月14日号>
<防水ジャーナル 2016年1月号>

関連リンク

この本の関連書


「集合住宅30講」の画像:

集合住宅30講

「集合住宅30講」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/280頁
定価 4,620円(本体4,200円)
ISBN 978-4-622-07924-8 C0052
2015年11月25日発行

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