みすず書房

うつ病臨床のエッセンス【新装版】

判型 四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
頁数 232頁
定価 3,960円 (本体:3,600円)
ISBN 978-4-622-07929-3
Cコード C3011
発行日 2015年7月24日
備考 在庫僅少
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うつ病臨床のエッセンス【新装版】

1975年に発表されて以来、今日でも幾度となく言及される「笠原・木村分類」論文をはじめ、「うつ病の病前性格について」など、わが国のうつ病臨床において先駆的な研究を発表し、長らく日本の精神医学の発展を支えてきた著者による臨床論集。
今日の精神医学は言うまでもなく、米国発の診断基準、新薬に代表されるように、グローバルな流れと類型の中にある。著者は精神科医としてその興隆の最中にあって、大学病院・個人クリニックを問わず、患者に一対一の人間として向き合ってきた。
「日本ローカルでも、短命でもいい、診察室で役立つ臨床研究がしたい」
本書に収録される近年の単行本未収論文、書き下ろしまで、三十数年におよぶどの論文を読んでも、そのあくまで治療中心の精神は通底し、著者の「診察室の精神医学」のエッセンスが見事に凝縮されている。
うつ病をめぐる議論の尽きない時代の、精神科臨床従事者必読の原典。

[『笠原嘉臨床論集』の第一冊として初版2009年8月発行]

目次

まえがき

「うつ病中核群」雑感——10年のクリニック外来経験から——(2009)
うつ状態の臨床的分類に関する研究(1975)
うつ病の病前性格について(1976)
ティーンエイジャーのうつ病(1977)
20歳台のうつ状態——いわゆる葛藤反応型うつ病をめぐって——(1989)
うつ病の治療と社会復帰(1982)
軽症うつ病について(2003)
診察室での軽症うつ病の臨床研究(2005)
クリニックでの小精神療法再考(2009)

解題