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死すべき定め

死にゆく人に何ができるか

BEING MORTAL

Medicine and What Matters in the End




今日、医学は人類史上かつてないほど人の命を救えるようになった。しかし同時に、人はがんなどの重篤な病いと闘う機会が増え、寿命が飛躍的に延びた。老人ホームやホスピスなど家族以外の人々も終末期に関わるようになり、死との向き合い方そのものが変わってしまったのである。この「新しい終末期」において、医師やまわりの人々、そして死にゆく人に何ができるのだろうか?
インドの田舎町で長老として過ごすおじいさん、子供と離れて一人で都会的な生活を送るおばあさん、母親になってすぐに末期がんと向き合う女性……。本書の著者アトゥール・ガワンデは、外科医としていくつもの最期の決断に立ち会い、家族として決断に迫られる。ガワンデが直面する医療にできること、できないこととは――。
現役外科医にして「ニューヨーカー」誌のライターである著者が描く、迫真の人間ドラマ。人生の終盤をよりよくするために奔走した人々のエピソードが圧倒的な取材力と構成力で綴られた本書は、読む者に自らの終末期の選択について多くの問いを投げかけるだろう。
終末期をどう生き、最期の時をどう迎えるのか。私たちは豊かに生きることに精いっぱいで、「豊かに死ぬ」ために必要なことを、こんなにも知らない――。


英語版原書への書評より

とても感動的で、もしもの時に大切になる本だ――死ぬことと医療の限界についてだけでなく、最期まで自律と尊厳、そして喜びとともに生きることを教えてくれる。
――カトリーヌ・ブー(ピュリツァー賞受賞ジャーナリスト)

われわれは老化、衰弱と死を医療の対象として、まるで臨床的問題のひとつであるかのように扱ってきた。しかし、人々が老いていくときに必要なのは、医療だけでなく人生――意味のある人生、そのときできうるかぎりの豊かで満ち足りた人生――なのだ。『死すべき定め』は鋭く、感動的なだけではない。読者がもっともすばらしい医療ライター、アトゥール・ガワンデに期待したとおり、われわれの時代に必須の洞察に満ちた本だ。
――オリヴァー・サックス(『レナードの朝』著者)

アメリカの医療は生きるために用意されているのであり、死のためにあるのではないということを『死すべき定め』は思い出させてくれる。これは、アトゥール・ガワンデのもっとも力強い――そして、もっとも感動的な――本だ。
――マルコム・グラッドウェル(「ニューヨーカー」誌コラムニスト)


ドキュメンタリー番組 BEING MORTAL

PBS(Public Broadcasting Service)によるガワンデのドキュメンタリー。画面右下「CC」ボタンをクリックすると英語字幕が表示されます。

下記URLからPBSウェブサイトへリンクします
(別ウィンドウが開きます。大きい画面でごらんになれます)
http://www.pbs.org/wgbh/frontline/film/being-mortal/


目次



序  
1 自立した自己
2 形あるものは崩れ落ちる
3 依存  
4 援助
5 よりよい生活
6 定めに任せる  
7 厳しい会話  
8 勇気
エピローグ

謝辞
訳者解説
原注


著訳者略歴

アトゥール・ガワンデ
Atul Gawande

1965年生まれ。ブリガムアンドウィメンズ病院勤務、ハーバード大学医学部・ハーバード大学公衆衛生大学院教授。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
原井宏明
はらい・ひろあき

医療法人和楽会なごやメンタルクリニック院長、国立病院機構菊池病院臨床研究部院外共同研究員。精神保健指定医。日本行動療法学会常任理事・学会誌編集委員長・専門行動療法士。MINT理事。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

全米75万部のベストセラー

英語版原書は「ニューヨーク・タイムズ」ベストセラー・リストに48週連続ランクイン。「ニューヨーク・タイムズ」「ガーディアン」「タイム」「ワシントン・ポスト」「ウォールストリート・ジャーナル」「ニューズウィーク」ほか各紙誌書評で絶賛。全米75万人の人生観を変えたベストセラーです。

書評情報

片岡義博<神戸新聞(共同通信配信) 2016年7月18日>
片岡義博<琉球新報 2016年7月18日>
酒井順子(エッセイスト)
<週刊文春「文春図書館」 2016年7月>
森岡正博(哲学者)
<日本経済新聞 2016年8月14日(日)>
浅原聡子(グリーフカウンセラー)
<山陽新聞 2016年8月14日(日)>
中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
<朝日新聞 2016年9月11日(日)>
<聖教新聞 2016年10月22日>
佐久間文子(文芸ジャーナリスト)
<新潮45 2016年9月>

関連リンク

この本の関連書


「死すべき定め」の画像:

死すべき定め

「死すべき定め」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/312頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-07982-8 C0036
2016年6月24日発行

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