短篇で読むシチリア
大人の本棚

判型 | 四六判 |
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頁数 | 240頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08085-5 |
Cコード | C1397 |
発行日 | 2011年1月7日 |

判型 | 四六判 |
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頁数 | 240頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08085-5 |
Cコード | C1397 |
発行日 | 2011年1月7日 |
世界遺産を五つも有する地中海最大の島シチリア。ギリシア、カルタゴ、ローマ、スペイン……積み重なる支配の歴史は独特の文化をかたちづくった。火山エトナとマフィアの島としても知られる。
同時にシチリアは数多の作家を生んでいる。本書は19世紀から20世紀にかけてのシチリア作家の短篇集。デ・ロベルトに始まり、ヴェルガ、ピランデッロ、ブランカーティ、ヴィットリーニ、ランペドゥーザ、そしてシャーシャまで7人の14篇はほとんど初めて紹介されるものばかりである。
ファシズムと戦争を挟んで、灼熱のなか、オリーブと葡萄酒、矜持と情熱、論理と諧謔にあふれたユニークな短篇を読むことは、この神秘の島への旅にも匹敵する文学の旅となるだろう。
ロザリオ デ・ロベルト
金の鍵 ヴェルガ
ルーパ ヴェルガ
真実 ピランデッロ
ホテルで誰かが死んだので…… ピランデッロ
免許証 ピランデッロ
二度とも笑わなかった男の話 ブランカーティ
幸せな家 ブランカーティ
生への疑問 ヴィットリーニ
奴隷のような人間 ヴィットリーニ
幼年時代の場所 ランペドゥーザ
撤去 シャーシャ
言語学 シャーシャ
室内ゲーム シャーシャ
編訳者あとがき