白桃
大人の本棚
野呂邦暢短篇選
判型 | 四六判 |
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頁数 | 280頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08089-3 |
Cコード | C1395 |
発行日 | 2011年4月19日 |
備考 | 現在品切 |
判型 | 四六判 |
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頁数 | 280頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08089-3 |
Cコード | C1395 |
発行日 | 2011年4月19日 |
備考 | 現在品切 |
1980年に42歳で急逝した長崎・諫早の作家野呂邦暢。文学への確かな意志が込められた揺るぎない文体、目に焼きつくような強靱な表現力は、いまなお読む者に鮮烈な印象を与えてやまない。本書は野呂がもっともその資質を発揮した短篇の代表作「白桃」「鳥たちの河口」ほか、1945年8月9日に同級生のほとんどを失い、原爆をテーマに長篇を構想しながら叶わず逝った彼が、生前唯一発表した原爆を描いた作品「藁と火」(単行本未収録)など七篇をおさめる。
選と解説は、野呂をいちはやく見出し、担当編集者として伴走しつづけた元「文學界」編集長の豊田健次。野呂文学をもっとも深く知る人によるベスト・オブ・ベストを贈る。
白桃
歩哨
十一月
水晶
藁と火
鳥たちの河口
花火
小説のタネ(豊田健次)
初出