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池内紀の仕事場 6

架空の旅行記

著者
池内紀

かつて著者は、掌中の一冊を紹介してほしいという注文にたいして、高垣眸の『巌窟王』をあげた……小学校のときであるが、「図書室ができて学級文庫が廃止されるに際し、みんなで本を分けっこしたとき、私は何が何でも高垣眸の『巌窟王』が欲しかった。首尾よく手に入れたとき、天にも昇るような気持ちで抱いて帰った」。ちなみに、この物語の最後を見ると、岩波文庫では「待て、しかして希望せよ!」だが、わが学級文庫版では「そして今もなお、このふしぎな物語だけがこの世に残された」となっている。どちらが魅力的か? 少年向けの物語を侮ってはいけない。鉄仮面・ああ無情・海底二万哩など、それらは大人にとってもなお想像力の源泉なのである。

本巻は少年文学・モノ・旅をめぐるエッセイを集めた。


目次


I 少年探検隊
巌窟王/家なき子/ジャングル・ブック/鉄仮面/フランダースの犬/宝島/西遊記/源平盛衰記/王子と乞食/ああ無情/ロビンソン漂流記/海底二万哩

II 架空の旅行記
石の花園/オペラの夢/窓からの眺め/海の発見/巨人の土地/幻の王国/聖アドルフの遍歴/口笛ふいて

III 20世紀博物館
余は、疾風のごとく――自転車/無人の野を行くごとく――兵器/凱歌をあげる鉄の騎士――自動車/ポップ精神の入れもの――漫画/小箱に入った神さま――ラジオ/翼よ、あれがパリの灯だ――飛行機/災難や不幸のない一日は退屈である――テレビ/無数の伝令が走っている――高速道路/白線のなかの肉体――プロスポーツ/まま子はたくましく生きのびる――ブルー・ジーンズ

仕事場ノート


著訳者略歴

池内紀
いけうち・おさむ

1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。1966~96年、神戸大、都立大、東大でドイツ語、ドイツ文学の教師。その後は文筆業。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「架空の旅行記」の画像:

架空の旅行記

「架空の旅行記」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/304頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 4-622-08136-9 C0395
2004年10月15日発行

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