みすず書房

哲学のアクチュアリティ

始まりの本

初期論集

DIE AKTUALITAT DER PHILOSOPHIE/ DIE IDEE DER NATURGESCHICHTE/ THESEN UBER DIE SPRACHE DES PHILOSOPHEN/ MUSIKALISCHE APHORISMEN

判型 四六変型判 タテ191mm×ヨコ130mm
頁数 200頁
定価 3,300円 (本体:3,000円)
ISBN 978-4-622-08345-0
Cコード C1310
発行日 2011年11月10日
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哲学のアクチュアリティ

「哲学に与えられているものといえば、存在者の謎めいた形象およびその不可思議な絡まり合いから、一瞬生じては消えてゆく、さまざまな暗示のみです。哲学の歴史とは、このような形象の絡まり合いの歴史にほかなりません。だからこそ、哲学には「成果」というものが与えられていません。だからこそ、哲学はたえず新たに始めなければなりません。だからこそ、哲学は以前の時代に紡がれたどんなわずかの糸もなしで済ますわけにはゆきません。ひょっとすればその糸は、件の暗号を一つのテクストに変容させてくれる、罫線を補ってくれるかもしれないのですから。」

初期アドルノの根幹であり、現代思想の原点をなす1920年代の画期を伝える重要な二講演「哲学のアクチュアリティ」「自然史の理念」を軸に、初めての邦訳「哲学者の言語についてのテーゼ」、長短44の断片「音楽アフォリズム」を収録する。初期の重要論考4編、はじめての公刊。

目次

哲学のアクチュアリティ
自然史の理念
哲学者の言語についてのテーゼ
音楽アフォリズム

訳者あとがき

書評情報

高橋順一(早稲田大学教授)
出版ニュース2011年12月中旬号
佐々木敦(批評家)
東京新聞2012年1月22日(日)
古賀徹(九州大学芸術工学研究員)
図書新聞2012年3月31日(土)