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大人の本棚

こわれがめ

付・異曲

DER ZERBROCHNE KRUG

Ein Lustspiel


破滅的な生涯を34歳で閉じたクライストがのこした数少ない「喜劇」のひとつである本作は、偶然の女神によって執筆の契機を授けられた。ある日、友人宅の居間にかけられた一枚の銅版画を見たクライストと二人の仲間は、そこに描かれた場景をもとに物語、諷刺、そして喜劇の競作を試みる。泰然と座る裁判官の前に壊れた甕を抱えて立つ老婆、訴えられた若い農夫、そして二人の間に立っておののくかのような娘――
ドイツ三大喜劇のひとつとして二世紀にわたり親しまれてきた本作は、クライスト作品の中で一見異色と見える。しかし、最終場の別ヴァージョンである「異曲」、初期「手稿」をも併せて読む時、正義と不正、善と悪の認識に揺さぶりをかけ、人間の本質を鋭く抉るクライストの本領は、鮮やかに姿をあらわす。
1808年、ヴァイマルでの初演が失敗したのをうけて改訂をほどこした初版本から、作者の意図を掬い上げながら、オリジナルに遡った新編集。


目次


I 「喜劇」
II 「異曲」
III 「手稿」より
 A 「前書き」
 B 結末

訳註
解説
出典・参考文献


著訳者略歴

ハインリッヒ・v・クライスト
Heinrich von Kreist

1777-1811。ドイツの劇作家、小説家。フランクフルト・アン・デア・オーダーの軍人貴族の家に生まれる。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
山下純照
やました・よしてる

1959年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在 成城大学文芸学部教授。演劇学・ドイツ演劇。訳書 西洋比較演劇研究会編『ベスト・プレイズ』(共訳、論創社、2011)。

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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「こわれがめ」の画像:

こわれがめ

「こわれがめ」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/208頁
定価 3,024円(本体2,800円)
ISBN 978-4-622-08505-8 C1397
2013年4月19日発行

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