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キッド

僕と彼氏はいかにして赤ちゃんを授かったか

THE KID

What Happened After My Boyfriend and I Decided to Go Get Pregnant



同性カップルが養子縁組によって子どもを迎えるまでの事の次第を等身大で綴った痛快ノンフィクション。
ダンとテリーはゲイのカップル。オープン・アダプション(開かれた養子縁組)で子どもを迎えようと決めた二人だが、男二人で「育ての親」になるという挑戦に加え、「生みの母親」であるホームレスのパンク少女メリッサの事情も絡んで、縁組成立まで一喜一憂の道のりに……。前例のないさまざまなステップを踏破して、ついに愛する息子D・Jの親になるまでの自身の体験を、機知とユーモアたっぷりに語る。
自虐&下ネタ満載で(その実、真摯に)経験を語り、同性愛への偏見に対しては辛辣な皮肉の乱れ撃ち! この愛すべき著者は、世界的なムーブメントとなったIt Gets Better Projectの発起人にして「アメリカで最も有名な同性愛者の権利擁護活動家の一人」(ハフィントンポスト)。
何が人を親にするんだろう、家族って何だろう──読み進むほどにページを繰る手がもどかしいほど加速する、新しいかたちの家族の誕生物語。


【書評】
河野聡子氏(西日本新聞 2016年10月9日)
「内容は真摯で重い。しかし随所に著者のシニカルな冗談が炸裂するため、思わず笑ってしまうのである(…)私たちはどんな存在でも人と人のつながりの中で生きている、そのことに改めて思いを馳せさせるすぐれた本」

木津毅氏(Webマガジン ele-king掲載 2016年8月17日)
「誰かが自分の幸福について真剣に想像し、悩み、足を前に出せば、それはまったく知らない誰かの幸福を導いてくるかもしれない。それを社会と呼んでもいいではないか。」
http://www.ele-king.net/review/book/005250/

牧村朝子氏(Webメディア ウートピwotopi掲載 2016年8月8日)
「「(女なのに)なぜそんなに働き続けるの」
「(いい歳なのに)なぜ結婚しないの」
「(同性愛者なのに)なぜ子どもが欲しいの」
質問の奥の蔑視を見抜いた時、答えなきゃいけないような義務感から解放される。自由のためのちっちゃな鍵を、この本は私にくれたと思う。」
http://wotopi.jp/archives/39467


【ダン・サヴェージとテリー・ミラーによる動画】(日本語字幕付き)
You TubeのチャンネルItGetsBetter Japanにアップされています(https://www.youtube.com/user/ItGetsBetterJapan

世界中に広がったのもうなずける素敵な動画で、しかも『キッド』をお読みの方には特に感慨深い内容です。
(下記URLをクリックしていただくと別ウィンドウで大きな画面でごらんになれます)
https://www.youtube.com/watch?v=Q-9uSExw3ig&feature=youtu.be

【It Gets Better Projectについて】
It Gets Better Project (http://www.itgetsbetter.org/)は、2010年に著者ダン・サヴェージがパートナーのテリー・ミラーとともに始めた、LGBTのティーンエイジャーの自殺を防ぐためのビデオメッセージを募り広める運動です。投稿動画数が50000を超え、視聴回数は延べ5千万回以上、2016年春のNHKのドキュメンタリー「新・映像の世紀」でもとりあげられたように、いまでは世界各国に広がっています。オバマ大統領をはじめとする世界中の著名人も参加して、アメリカでは昨2015年の同性婚完全合法化に向かう流れにも大きく寄与しました。


目次


──受精──
弟の力学
ある意味進歩
不妊を嘆き合う
本物のフェミニストの男なら…
本当の理由
この本は読むな
オープンとクローズド
DGキッズ
友人や家族への報告
二人の関係について取り繕ったこと
ラザフォード・Bの指
スーザン・シナリオ

──妊娠中──
選ばれた
FAS
メリッサと親しくなる
養父母候補者たち
最悪のシナリオ
よき知らせが電話で届く
メリッサの権利を明記する

──出産──
デイヴィッド・ケヴィン
ダリル・ジュード
オープン・アダプションの存在理由

──後産──
父親としての日々
バッカス
ふたたびポートランド

訳者あとがき


著訳者略歴

ダン・サヴェージ
Dan Savage

1964年生まれ。シアトルのローカル紙The Strangerのエディトリアル・ディレクター、作家。New York Times, Salon.com, Nest, Rolling Stone, The Onionなどへ論説を寄稿。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
大沢章子
おおさわ・あきこ

翻訳家。1960年生まれ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

書評情報

牧村朝子(タレント・文筆家)
<ウートピ wotopi 2016年8月8日>
木津毅(音楽・映画ライター)
<ele-king 2016年8月17日>
河野聡子(詩人)
<西日本新聞 2016年10月9日(日)>
<日本経済新聞 2016年9月4日(日)>
<「Woman’s EYE」 2016年秋>
石川康太郎(丸善丸の内本店)
<朝日新聞「Times・書店員さんのオススメの本」 2016年9月21日(水)>

関連リンク

この本の関連書


「キッド」の画像:

キッド

「キッド」の書籍情報:

四六判 タテ188mm×ヨコ128mm/408頁
定価 3,456円(本体3,200円)
ISBN 978-4-622-08513-3 C0036
2016年8月10日発行

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