みすず書房

中枢神経系 古代篇

構造と機能 理論と学説の批判的歴史

LE SYSTÈME NERVEUX CENTRAL

判型 A5判 タテ210mm×ヨコ148mm
頁数 496頁
定価 22,000円 (本体:20,000円)
ISBN 978-4-622-08584-3
Cコード C3047
発行日 2017年5月23日
備考 在庫僅少
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中枢神経系 古代篇

いつから人間は「脳」や「神経」に注目し、自分の思考や行動を支配するものが「脳」に座を占め、「神経」がその働きを伝えると考えるようになったのか。この課題に初めて挑み、古代から19世紀末までの膨大な文献を纏めた世紀の古典的大著をここに公刊。神経学・精神医学はじめ、医学史・科学史・哲学史研究者の座右に置くべき、フランスの碩学が遺した伝説の書である。
「古代篇」では、アリストテレスを中心に、ソクラテス以前からプラトン、ガレノス以後までを描く。1899年にフランスで刊行された書を萬年甫が晩年に「発見」し、精魂傾けた翻訳に、新谷昌宏が後を継ぎ完成させた、渾身の訳業=研究。「中世・近代篇」も続刊。


■ 脳と神経と身体と心を知るための類のない通史
■ 神経学・精神医学・医学史・科学史関係者必備
■ 現在の研究からみた訳者の補足を本文に記す
■ 萬年甫による「ジュール・スーリィの生涯について」を付す
■ 巻末に「参考図書」「人名索引」完備

目次

訳者まえがき
凡例
総序

古代  自然学総論および各論——生命、感覚能力および思考の器官の構造と機能
クロトンのアルクマイオン
ホメロスの自然学的心理学とヘロドトスの病態心理学
無神論者ヒッポン
ミレトスのタレス
ミレトスのアナクシマンドロス
クセノパネス
自然学者、エペソスのヘラクレイトス
パルメニデス
アクラガスのエンペドクレス
無神論者、クラゾメナイのアナクサゴラス
アポロニアのディオゲネス
アブデラのデモクリトスと原子論
  I
  II
プラトン
ヒッポクラテスとヒッポクラテス学派
アリストテレス
  心臓 血液、肺、肝臓、脾臓
  大脳
  感覚と感覚作用
   心像理論
   睡眠と夢の理論
  認識論 質料と形相
  自然と生命
  実験生理学 比較解剖学および自然学
  自然の合目的性。世界と人間の生命に関する考え方。体液理論と気質学説。高等な変質者たち。てんかん性の狂気と天才 文明の歴史
アリストテレス学派
ストア派の自然学的心理学
アレクサンドリア学派
エペソスのルゥポス
ペルガモンのガレノス
ガレノスの同時代人と後継者たち


ジュール・スーリィの生涯について(萬年甫)
参考図書
索引

本書第1刷 正誤表

本書初版第1刷(2017年5月25日発行)に誤りがございました。
正誤表がこちらにございます
謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。