みすず書房

お詫びと訂正

2024年9月9日

小社出版物につきまして、下記の訂正がございます。ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。

長谷川・水野・島薗編『自壊する「日本」の構造』について

2024年1月発行の長谷川雄一・水野和夫・島薗進編『自壊する「日本」の構造』第1刷において、本書所収の島薗進「統一教会と現代日本の政教関係」の下記の箇所に事実誤認がございました。深くお詫び申し上げますとともに、下記のとおり訂正いたします。(2024年9月9日)

350頁 5-8行目
(誤)
「ところが、統一教会の関連を思わせる脅迫状も朝日新聞社に届いていた。阪神支局襲撃事件から三日後に朝日新聞東京本社に届いた「とういつきょうかいの わるくちをいうやつは みなごろしだ」というものだ(『記者襲撃』、一三五ページ)。この脅迫状が事件で使われた銃弾と同一の薬莢二個と同封されて、統一教会名で『朝日ジャーナル』編集長の筑紫哲也宛てに届いていたという。」
(正)
「ところが、統一教会の関連を思わせる脅迫状も朝日新聞社に届いていた。阪神支局襲撃事件から三日後に朝日新聞東京本社に届いた「αきょうかいの わるくちをいうやつは みなごろしだ」というものだ。この脅迫状が事件で使用されたのと同じメーカーで同じ種類の使用済みの散弾容器二個と同封されて、朝日新聞東京本社宛てに届いていたという。この時点では同型の散弾が用いられていることは報道されていなかった。(『記者襲撃』、一三五ページ)」

351頁 12-15行目
(誤)
「一九八八年の六月初めに、「『朝日ジャーナル』時代からα教会批判の記事を書き続けているC記者」に、統一教会の広報部長から電話があったという。統一教会の上層部と朝日新聞の幹部の間で手打ちのようなことが行われたらしいとのことだ。C記者が取材仲間で社会部遊軍キャップのT記者にこのことを伝え、T記者が社会部長に問いただした。」
(正)
「一九八八年の六月初めに、襲撃事件の取材を取りまとめている東京本社社会部遊軍キャップのT記者(故人)が社会部長に問いただした。」


『読書アンケート 2023』について

2024年2月発行の『読書アンケート 2023』第1刷に、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げますとともに、ここに訂正いたします。(2024年3月5日)

 
125頁 上段 1行目 近代思想史 近世思想史

水島治郎『隠れ家と広場』について

2023年6月発行の水島治郎『隠れ家と広場』第1刷に、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げますとともに、ここに訂正いたします。(2023年9月11日)

 
128頁 6行目 チェコスロバキア ポーランド

マシューズ『ゾルゲ伝』について

2023年5月発行のオーウェン・マシューズ『ゾルゲ伝──スターリンのマスター・エージェント』第1刷において、軍隊・行政用語を中心に次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2023年6月13日)

頁・行
84頁 10行目 ソ連人民戦争委員会 ソ連陸海軍人民委員
191頁 12-13行目 右派的逸脱 右翼的偏向
191頁 14行目 右派的偏向 異端的な方向転換
268頁 5行目 第二航空旅団 第二飛行集団
269頁 11行目 軍事担当補佐官 駐在武官補佐
269頁 11-12行目 主席軍事担当官 駐在武官
304頁 12行目 帝国首相 帝国元帥
308頁 1行目 参謀本部副本部長 軍令部次長
357頁 1行目 人民安全保障委員会書記長 国家保安人民委員
359頁 14行目 参謀本部長 総長
359頁 14-15行目 国防委員長 人民委員
371頁 15行目 海軍外事課 海軍軍務局
409頁 11行目 元帥 大将
437頁 3行目 日本空母空軍 日本海軍航空隊
455頁 6行目 フルシチョフ書記長 フルシチョフ第一書記

クーン『科学革命の構造』[新版]について

2023年6月発行のトマス・S・クーン『科学革命の構造』[新版]第1刷に、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げますとともに、ここに訂正いたします。(2023年6月12日)

 
「序説」xxi頁 2行目 exampler exemplar

木庭顕『憲法9条へのカタバシス』 について

2018年4月発行の木庭顕『憲法9条へのカタバシス』第1刷から19年4月発行の同書第3刷までにおいて、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2022年9月15日)

頁・行
84頁 7行目 ったとしても)あらゆる った)としてもあらゆる
134頁 17行目
146頁 下から4行目
147頁 21行目、23行目
148頁 1行目、5行目、最終行
217頁 右段
Saint-Germain-des-Préts Saint-Germain-des-Prés
212頁 9行目 上村正勝 上村真勝

リード/フィッシャー『ヒトラーとスターリン』について

2022年3月発行のA・リード/D・フィッシャー『ヒトラーとスターリン』第1刷667頁最終行に、以下の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2022年3月10日)

(誤) 白ロシア、ミンスク近郊

(正) 西ロシア、スモレンスク近郊

呉叡人『台湾、あるいは孤立無援の島の思想』について

2021年1月発行の呉叡人『台湾、あるいは孤立無援の島の思想』第1刷において、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2021年4月27日、5月11日)

正誤表

  印は2刷訂正済
頁・行
43頁 1行目 アーレントの主張 ルナンの主張
156頁 15行目 (二〇一五年五月執筆) (二〇〇七年一〇月初稿執筆、二〇一五年五月修訂)
198頁 エピグラフ 『神学・政治論』 『国家論』
255頁 エピグラフ (もし出生地を選ばねばなければならなかったとしたら) (もし出生地を選ばなければならなかったとしたら)
336頁 7行目 (三一九頁の表1を参照) (三二七頁の表1を参照)
441頁 13行目 レジス・ドゥプレ レジス・ドゥブレ
449頁 2行目 読み取るべきだ記している 読み取るべきだと記している

 

追記表

頁・行 関連箇所 追記
93頁 訳注6への追記 このラテン語はベネディクト・アンダーソンから著者に送られた手紙からの引用で「最も美しい美麗島」の意味。formaは「姿かたち」であることから、Formosissimaには「もっとも美しい理想のかたち」という意味合いも込められている。

カスー=ノゲス『ゲーデルの悪霊たち』新谷昌宏訳 について

2020年7月発行のピエール・カスー=ノゲス『ゲーデルの悪霊たち』新谷昌宏訳 第1刷において、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2020年8月18日)

カスー=ノゲス『ゲーデルの悪霊たち』 正誤表

頁・行
21頁 1-2行目 七十三歳の年齢まで 七十二歳少し前まで
114頁 11行目 一九八〇年代には 一九八〇年時点で
273頁 4-5行目 それらのテーゼを それらを
287頁 8行目 見つけ出すが 見つけ出すのが
375頁 17行目(訳注) 順序数(制限順序数) 順序数(超限順序数)
訳者略歴 神経医学・精神病理学専攻 精神医学・精神病理学専攻

『破滅者』について

2019年11月発行のトーマス・ベルンハルト『破滅者』第1刷73頁最終行から74頁1行にかけて、そこに入るべき9文字(「手できなかったとい」)が、抜け落ちていました。

正しくは
「『ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥング』を入手できなかったというこの事実に」
という文章になります。
心よりお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2020年6月)


アナ・チン『マツタケ』赤嶺淳訳 について

2019年9月発行のアナ・チン『マツタケ――不確定な時代を生きる術』赤嶺淳訳 第1刷において、次の誤りがございました。
読者の皆さまにお詫び申し上げるとともに、ここに訂正いたします。

[1] 385頁に掲載すべき注1・2・3が抜けていました。該当の注を以下に掲載いたします。 (2019年10月7日)

  1. ブラウンは1994年にジェファーソン教育研究センターを設立した。2005年に彼女が他界すると同センターは閉鎖されたが、ブラウンの活動をひきつぎ、文化生態研究所やコミュニティと環境に関するシエラ研究所、森林労働者・採集者同盟などの、ほかの機関がマツタケ狩りたちを組織するようになった。そうしたプロジェクトはマツタケ狩りのなかから「マツタケ・モニター」を雇った。モニターの役目は、マツタケ狩りたちのニーズを汲みとること、マツタケ狩りたちの知識を活用すること、マツタケ狩りたちの権利拡大のためのプログラムを立案することであった。モニターのなかには、給料が支払われなくなっても、ボランティアとして活動する者もいた。多くの人びとと関係機関の尽力によってプロジェクトは運営された。
  2. Peter Kardas and Sarah Loose, eds., The making of a popular educator:The journey of Beverly A. Brown (Portland, OR: Bridgetown Printing, 2010).
  3. Beverly Brown, In timber country:Working people’s stories of environmental conflict and urban flight (Philadelphia: Temple University Press, 1995).

[2] 本書に記載した「中部地方」という表記を「本州地方」もしくは「京都」に訂正いたします。著者のいうcentral Japanは、生態学的に北海道と沖縄をのぞく(広義の)本州地方を意味していると同時に、文脈によっては著者がフィールドワークをおこなった京都府周辺(日本列島中央部)を指示しています。該当箇所は以下のとおりです。 (2019年10月31日)

  • 本州地方
    78頁 2行目  278頁 14行目  280頁 8行目  283頁 5行目・17行目  286頁 注15の1行目  310頁 17行目  311頁 4行目  312頁 1行目  313頁 1行目  314頁 6行目・16行目  315頁 1行目・18行目  320頁 3行目  391頁 9行目  393頁 11-12行目
  • 京都
    242頁 14行目  263頁 16行目  276頁 15行目  280頁 13行目  309頁 キャプション4行目

これに関連して、巻末索引xiページにある「中部地方」の項目は削除し、該当ページの一部は「京都」(ivページ)の項目に入ることになります。また、本書カバー裏説明にある「日本(京都・中部地方)」も「日本(京都)」に訂正いたします。


スーリィ『中枢神経系 中世・近代篇』萬年・新谷訳 について

2018年11月発行のジュール・スーリィ『中枢神経系 中世・近代篇』萬年甫・新谷昌宏訳 第1刷において、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2019年4月16日)

スーリィ『中枢神経系 中世・近代篇』 正誤表

頁・行
21頁 5行目 自ら統合する自ら統合するためである. 自ら統合するためである
29頁 13行目 『精気および魂について』 『精神および魂について』
108頁 12行目 caput XXV. 2 Opera Philo- caput XXV. 2 [Opera Philo-
123頁 20行目 スタンツォ・ヴァロリオ コンスタンツォ・ヴァロリオ
145頁 6行目 Tome III[注(142)参照], p.365). Tome III(注(142)参照),]p.365).
182頁 5行目 精神的能力 精神的能力・・・・・
183頁 20-21行目 絶対に知ることはないであろうし, 絶対に知ることはないであろう・・・・・・・・・・・・・・し,
196頁 12行目 「反乱のときには国に首領となるものが多く出る」》[原文ラテン語.出典は.....(新共同訳)] 「反乱のときには国に首領となるものが多く出る」[原文ラテン語.出典は.....(新共同訳)]》
239頁 29行目 さまざまな部分をその機能ともに さまざまな部分をその機能とともに
243頁 30行目 ロリーは彼の行なった ロリィは彼の行なった
257頁 8行目 ローリィが明らかにした通り ロリィが明らかにした通り
285頁 5行目 d’alMoalie et de paralalie, d’alalie et de paralalie,
314頁 13-14行目 孤立性の刺激性かつ破壊性の病変に 孤立性の刺激性と破壊性の病変に
322頁 13行目 Leçons sur les fonctions motrices du cerveau, p. 386 Leçons sur les fonctions motrices du cerveau(注(274)参照), p. 386
324 頁 26-28行目 彼は《意志エネルギーの欠損》.....についてはあまり語らない. 彼が語っているのは少なくとも《意志エネルギーの欠損》.....についてのことなのである.
325 頁 8行目 知性は変化するが 知能は変化するが
348 頁 18行目 第VII章からのものである. 第VII章からのものである].
390 頁 1行目
421 頁 17行目
エペソス エフェソス
397 頁 28行目 クセノポン クセノフォン
403 頁 19行目 講座をもつ 口座をもつ
423 頁 11行目 [訳注(33)参照] [訳注[33]参照]
428 頁 7行目 1921年ノーベル平和賞受賞 1921年ノーベル文学賞受賞
447 頁 右36行目 ハーヴィ(William Harvey) 45, 82, 86, 92, 108 ハーヴィ(William Harvey) 45, 82, 86, 92, 108, 注116
451 頁 右20-21行目 ロリィ(Anne-Charles Lorry) 144-146, 156, 170, 205, 注142 ロリィ(Anne-Charles Lorry) 144-146, 156, 170, 205, 243, 257, 注142
外函画 アンドレ・ルーヴグル(André Rouvegre) 外函画 アンドレ・ルヴェール(André Rouveyre)

三浦哲哉『食べたくなる本』について

2019年2月発行の三浦哲哉『食べたくなる本』第1刷に、下記の誤りがございました。
謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2019年4月4日)

  • 269頁16行目: ……のよね」。の右横の(6)を(7)に訂正。
  • 270頁10行目: (7)→(8)
  • 271頁7行目: (8)→(9)
  • 272頁1行目: ……であった」。の右横に(10)を挿入。
  • 272頁7行目: (9)→(11)
  • 273頁13行目: (10)→(12)
  • 274頁4行目: (11)→(13)
  • 275頁1行目: (12)→(14)
  • 275頁10行目: (13)→(15)
  • 275頁14行目: (14)→(16)
  • 276頁5行目: (15)→(17)
  • 276頁9行目: (16)→(18)
  • 277頁6行目: (6)勝見『怖ろしい味』一二四頁。を挿入。以下、(6)(7)(8)(9)は(7)(8)(9)(10)に。
  • 277頁12行目: (11)勝見『怖ろしい味』一五頁。を挿入。以下、(10)(11)(12)(13)(14)(15)(16)は(12)(13)(14)(15)(16)(17)(18)に。

スーリィ『中枢神経系 古代篇』萬年・新谷訳 について

2017年5月発行のジュール・スーリィ『中枢神経系 古代篇』萬年甫・新谷昌宏訳 第1刷において、次の誤りがございました。謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2017年9月21日、追記2018年5月23日・10月5日・2019年4月16日)

スーリィ『中枢神経系 古代篇』 正誤表

頁・行
3頁 15行目 感情と運動の 感覚と運動の
6頁 2行目
111頁 32行目
130頁 11, 16行目
132頁 17, 20行目
143頁 9行目
151頁 25, 32行目
153頁 5行目
154頁 32, 33行目
157頁 28行目
158頁 2, 7行目
161頁 4, 9行目
300頁 15, 17, 23, 25, 32行目
301頁 3行目
センソリウム センソーリウム
35頁 7行目 ディエス・イレ ディエース・イーラエ
78頁 22行目 [「ピューシス」] [「ピュシス」]
104頁 13行目 「クルオール」 「クルオル」
104頁 14行目 「セールム」 「セルム」
121頁 5行目 一本しかなく 1本しかなく
123頁 31行目 867]) 867]
171頁 2行目 形相 形態
244頁 23行目 『ギリシア哲学者列伝』II, V 『ギリシア哲学者列伝』V, II
248頁 12行目 コンムネス・ノティティアエ コンムーネス・ノーティティアエ
259頁 4行目 「セプトゥム・ルーキドゥム」 「セープトゥム・ルーキドゥム」
266頁 20行目 コナリウム コーナリウム
267頁 5行目 「スプリトゥス・アニマーリス(spritus animalis)」 「スピーリトゥス・アニマーリス(spiritus animalis)」
268頁 8行目 「プネウマ・プシキコン」 「プネウマ・プシューキコン」
284頁 11行目 前者はラテン語 前者はラテン語由来の医学用語
311頁 4, 7行目 〈フレニティス〉 〈フレニーティス〉
356頁 4-5行目 紀元前4世紀以後のギリシア人である, 紀元前4世紀以後のギリシア人の,
356頁 33行目
464頁 29行目(左)
ヴィンデルヴァント ヴィンデルバント
357頁 10行目 認めることもあった[擬プルタルコス] 認めることもあった.[擬プルタルコス]
375頁 8行目 素材〈質量〉 素材(質料)
381頁 8行目 『テアトゥルム・ゾートミクム』 『テアートゥルム・ゾートミクム』
400頁 21行目 レーテ・ミラービレ レーテ・ミーラービレ
403頁 1行目 視床下部と松果体 視床下部と下垂体
408頁 28行目 [Daremberg, I, 563] (削除)
409頁 13-14行目 ; III, VI ; III, VI [Kühn, V, 333]
409頁 32行目 「プレニティス」 「プレニーティス」
414頁 37行目 ラテン語 (削除)
訳者略歴 22行目 『ナショナリスト・キャンペーン 1894-1901』 『ナショナリスト・キャンペーン 1899-1901』
外函画 アンドレ・ルーヴグル(André Rouvegre) 外函画 アンドレ・ルヴェール(André Rouveyre)

『中井久夫集 5 執筆過程の生理学』について

2018年1月10日発行の『中井久夫集 5 執筆過程の生理学 1994-1996』第1刷に、下記の誤りがございました。
「目次」および「初出一覧」

(誤) 災害がほんとうに襲った時――一九九五年一月七日―三月二日
(正) 災害がほんとうに襲った時――一九九五年一月一七日―三月二日

読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2018年1月)


網野徹哉『インディオ社会史』 について

2017年9月8日発行の網野徹哉『インディオ社会史――アンデス植民地時代を生きた人々』初版第1刷におきまして、恒川惠市先生のお名前に誤記がございました(第x章「謝辞と解題」最終節「おわりに」322頁)。

恒川先生、読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2017年9月25日)


ミカーリ/レルナー編『トラウマの過去』金吉晴訳 について

2017年8月発行のマーク・ミカーリ/ポール・レルナー編『トラウマの過去――産業革命から第一次世界大戦まで』金吉晴訳 第1刷において、訳注の脱落がございました。
lxxii頁20行目の訳注1の前に、下記の2つの訳注が入ります。

1 この詩はcockneyと呼ばれる英語で記されており,作者が労働者階級に属していることがわかる.翻訳にはRick Koepke氏,島津恵子氏の助力を得た.
2 当時のドイツ皇帝ウィルヘルムのこと.後段のウィリーも同様.

また、上記の訳注はそれぞれ

1 208頁9行目「……もうひとつ例を取り出したい。」の一文
2 同頁12行目「あの道化の王子」の語

に対応しています。
訳者ならびに読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2017年8月16日)


月刊『みすず』2017年1・2月合併号について

2017年2月1日発行の月刊『みすず』1・2月合併号(第656号)「読書アンケート特集」に下記の誤植がございました。

武藤康史先生のアンケートご回答中(105頁上段)
(誤) 吉野朔美『吉野朔美は本が好き(吉野朔美劇場ALL IN ONE)』
(正) 吉野朔実『吉野朔実は本が好き(吉野朔実劇場ALL IN ONE)』
目次中
大谷卓史先生のお名前

武藤先生、大谷先生、ならびにご関係の皆様、読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2017年2月6日・2月8日)


渡辺公三・木村秀雄編『レヴィ=ストロース『神話論理』の森へ』 について

2006年4月14日初版第1刷発行の渡辺公三・木村秀雄編『レヴィ=ストロース『神話論理』の森へ』に収められた中沢新一「『神話論理』前夜」24頁の図に、つぎの注が次回重版時に追加されます。

レヴィ=ストロースの「神話変換の定式」は、黒川五郎『ティー・セラピーへの招待』(川島書店、二〇〇五)一〇九頁ですでに図示されている。

本年3月10日発行の第2刷で直すべきところ手違いがございました。謹んでお詫びいたします。(2016年10月)


ジュディス・L・ハーマン『心的外傷と回復』[増補版]中井久夫訳 について

2011年5月発行のJ・L・ハーマン『心的外傷と回復』[増補版]第12刷に下記の誤りがございました。
145頁上方の小さい文字で組まれた段落解説(本文「捕囚状態にあった人の」で始まる段落に対応)において、

(誤) 慢性外傷のもっとも一般的な臨床状態は遷延鬱病である。生存者の三徴候
(正) 捕囚経験者の怒りは表現されえないまま持続し、抑鬱、疎外、引きこもりを強調する――

です。前頁の段落解説「慢性外傷のもっとも〔…〕」以下3行が誤って繰り返し組まれておりました。
初版では正しく組んでございましたが、重版で直しを加えました際、手違いで解説文が差し替わったと考えられます。第何刷以降この誤りを生じたかを確認できず、まことにおそれいりますが、謹んでお詫び申し上げますとともに、次の機会に(第15刷以降)必ず訂正いたします。(2016年8月)


池内紀『亡き人へのレクイエム』 について

2016年4月19日発行の池内紀『亡き人へのレクイエム』第1刷に誤植がございました。
「須賀敦子」39頁1行目、

(誤) 記憶に消えのこっている違い
(正) 記憶に消えのこっている遠い

です。誤りをお詫び申し上げ、謹んで訂正いたします。(2016年8月)


月刊『みすず』2015年1・2月合併号について

2015年2月1日発行の月刊『みすず』1・2月合併号(第634号)「読書アンケート特集」に下記の誤りがございました。

宮下志朗先生のアンケート回答文(15頁掲載)
手違いで「2011年読書アンケート」の先生のご回答文を載せてしまいました。2014年のご回答を本誌3月号(第635号)58頁に新たに掲載いたします
桑野隆先生のアンケート回答文(20頁掲載)
5冊目の本のコメント部分が抜けておりました。ご回答文全体を本誌3月号(第635号)58-59頁にあらためて掲載いたします
吉田加南子先生のお名前(目次)
古田一晴先生のお名前(目次および113頁)
誤記いたしました(ともにウェブサイトのバックナンバー目次では訂正のうえ記載しています)
川口喬一先生のアンケート回答文(5頁)
Ian McEwan, Blue Tooth を Ian McEwan, Sweet Tooth に訂正の旨、先生からご連絡いただきました

諸先生方ならびに読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2015年3月1日)


池内了『科学・技術と現代社会』上 について

2014年10月10日発行の池内了『科学・技術と現代社会』上巻第1刷に誤植がございました。「課外講義III ノーベル賞の現実」377-378頁、

(誤) 山際勝三郎  →  (正) 山極勝三郎 (377頁10行目)
(誤) 山際  →  (正) 山極 (同頁14行目、378頁7行目)

です。誤りをお詫び申し上げ、謹んで訂正いたします。(2014年10月)


バナジー/デュフロ『貧乏人の経済学』について

2012年12月7日発行のアビジット・V・バナジー/エスター・デュフロ『貧乏人の経済学――もういちど貧困問題を根っこから考える』第6刷に、製本上のミスがあり、「原注」xii頁とxxvi頁のあいだに乱丁がございました。謹んでお詫び申し上げます。
乱丁本はお取替えいたします(送料小社負担)。まことにお手数ですが、小社までご返送、もしくは「お問い合わせフォーム」にてご連絡いただけますようお願い申し上げます。(2013年1月)

「お問い合わせフォーム」はこちら


月刊『みすず』2011年4月号について

2011年4月1日発行の月刊『みすず』4月号(第592号)に誤りがございました。目次の下方に記載しました表紙写真の著作者・作品名は、正しくは、植田実「空地の絵葉書」です。
写真家ならびに読者の皆様に謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。(2011年4月1日)


フランセーン『ゲーデルの定理』について

2011年3月25日発行のT・フランセーン『ゲーデルの定理──利用と誤用の不完全ガイド』第1刷に誤りがございました。「訳者あとがき」229頁6行目、

(誤) 同年4月26日  →  (正) 同年4月19日

です。小社の校正過程で発生した誤植のため、訳者の田中一之先生および読者のみなさまにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。(2011年3月)


ヘイズ『ベッドルームで群論を』について

2010年9月10日発行のブライアン・ヘイズ『ベッドルームで群論を』第1刷において、用語の誤りがありました。訳者ならびに読者の皆様に謹んでお詫びして、以下のとおり訂正いたします。(2010年10月)

(誤) クライン4群  →  (正) クラインの四元群
【該当箇所 p. 13(図のキャプション)、p. 15(本文3行目、図のキャプション)、p. 16(図中)】
(誤) 位数4のクライン群  →  (正) クラインの四元群
【該当箇所 p. 15(図のキャプション)、p. 16(本文5行目、図のキャプション)、p. 17(図のキャプション)、p. 18(本文5, 6行目)、索引p. iii(左段18行目)】
(誤) 巡回4群  →  (正) 位数4の巡回群
【該当箇所 p. 14(本文11, 14, 15行目)、p. 15(図のキャプション)、p. 16(図中)、p. 17(図のキャプション)】

『丸山眞男話文集』 1 について

『丸山眞男話文集』1 の第1刷(2008年5月19日発行)および第2刷(2008年6月13日発行)156頁の註(55)は、正しくは以下の通りとなります。

ハロルド・ラスキ 丸山の思い違いであり、ロンドン政治経済学校を設立したのはシドニ・ウェブ。水田洋「記憶のなかの丸山眞男」(『象』45号、2003年春号)を参照。思い違いが生じた理由について、以下の説明を付している。「……専攻領域のちがいにもかかわらず、ということは後で述べるとして、ちがいからくるギャップの一例をあげると、『丸山眞男手帖23』の「聞き書き庶民大学三島教室(下)」にLSEすなわちロンドン政治経済学校のことがある。この種の発言を専攻領域の問題としてとりあげるのは、見当ちがいだといわれそうだが、ある意味では象徴的なのである。そこでラスキがオクスブリジに対抗して労働者学校としてLSEをつくったとされているのは、全部まちがいであって、シドニ・ウェブの主導でLSEが設立されたのは1895年であり、ラスキがハーヴァードから帰国して参加するのは、1920年なのだ。スクールであって「大学とは言わなかった」にいたっては、あたりまえの話でこのスクールは1900年にファカルティ(学部)として、ロンドン大学に包摂されたのだから大学と名のるわけにはいかないのである。労働者学校は、バークベック・カレジであってLSEではない。オクスブリジへの対抗者としてなら、LSEではなく、ベンサムやミルのユニヴァシティ・カレジ・ロンドンをとりあげるべきだったろう。」

ご指摘いただきました水田洋先生に感謝いたしますとともに、読者の皆様に謹んでお詫び申し上げます。(2010年6月)


シュミット『中世の幽霊』について

2010年2月19日発行のJ-C・シュミット『中世の幽霊』第1刷307頁の本文1行目に、つぎの誤りがありました。訳者ならびに読者の皆様に謹んでお詫びして、以下のとおり訂正いたします。(2010年2月)

(誤)死者は生者として財産を…  (正)死者は生者をして財産を…

トッド『マリア・シビラ・メーリアン』について

2008年9月22日発行のキム・トッド『マリア・シビラ・メーリアン』第1刷308頁の1-2行目、「訳者あとがき」の文章中、下記【 】内の文字が脱落しておりました。(2008年9月)

……しかなかったかもしれないし、ましていま思えば、メーリアンが油彩画を描けずに、印刷という技術を使っ【て遠く、広く、自分の作品を解放できたからこそ、】いまだにわたしたちは彼女の作品と触れることができるのかもしれない。

『天空の立山 森下恭写真集』について

2008年3月発行の『天空の立山 森下恭写真集』第1刷の87ページ(「あとがきに代えて」)において、「立山黒部貫光株式会社」の社名を誤って印刷してしまいました。立山黒部貫光株式会社様はじめ著者の森下様、関係者の方々、および読者の皆様に謹んでお詫びして、以下のとおり訂正いたします。(2008年5月)

(誤)立山黒部観光株式会社  (正)立山黒部貫光株式会社

『現代史資料9 日中戦争2』オンデマンド版、『現代史資料11 続・満洲事変』オンデマンド版について

2008年5月までに発行しました『現代史資料9 日中戦争2』オンデマンド版、『現代史資料11 続・満洲事変』オンデマンド版につぎの誤りがありました。(2008年5月)

  • 『現代史資料9 日中戦争2』オンデマンド版の528-529ページの間に綴じ込まれている「満洲鉄道調査表」は、正しくは『現代史資料11 続・満洲事変』オンデマンド版の192-193ページの間に入ります
  • 『現代史資料11 続・満洲事変』オンデマンド版の192-193ページの間に綴じ込まれている「日中戦争作戦経過図・作戦経過概見表」は、正しくは『現代史資料9 日中戦争2』オンデマンド版の798ページと白(799ページ)の間に入ります

『現代史資料9 日中戦争2』オンデマンド版をお持ちの方には「日中戦争作戦経過図・作戦経過概見表」を、『現代史資料11 続・満洲事変』オンデマンド版をお持ちの方には「満洲鉄道調査表」をお送りいたします。おそれいりますが、お問い合わせフォームにてお知らせください。

「お問い合わせフォーム」はこちら


マッケイブ『ゴダール伝』について

2007年6月発行のコリン・マッケイブ『ゴダール伝』第1刷につきまして「正誤表」を作成いたしました。(2007年12月)


スパイアーズ/ニヴォラ『エミリ・ディキンスン家のネズミ』について

2007年9月発行のスパイアーズ/絵ニヴォラ『エミリ・ディキンスン家のネズミ』第1刷につぎの誤りがありました。(2007年10月)

 

5ページ4行目

みされること

みたされること

75ページ6行目

かんぞうえん

じんぞうえん

81ページ6行目

リボンを通じた

リボンを通した


ティフ編著『ポーランドのユダヤ人』について

2006年7月24日発行のフェリクス・ティフ編著『ポーランドのユダヤ人』第1刷につきまして「訂正表」を作成いたしました。(2007年9月)


ドロール/ワルテール『環境の歴史』について

2007年3月9日発行のドロール/ワルテール『環境の歴史』第2刷42頁におきまして、下記の文章が脱落しておりました。(2007年5月)

る、というような喜びを与えてくれればのことである。そして、すべてが関連しあって、わたしたちの「根」を破壊することがその見返りに天の崩壊を招くだろう、という、たぶんガリアの「祖先たち」から来た恐怖を、そこにつけ加えないのだろうか。