音と意味についての六章【新装版】
SIX LECONS SUR LE SON ET LE SENS

判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 176頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08615-4 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2017年5月18日 |
備考 | 現在品切 |

SIX LECONS SUR LE SON ET LE SENS
判型 | 四六判 |
---|---|
頁数 | 176頁 |
定価 | 3,080円 (本体:2,800円) |
ISBN | 978-4-622-08615-4 |
Cコード | C1010 |
発行日 | 2017年5月18日 |
備考 | 現在品切 |
「音素、近親相姦の禁止といった観念が、どれほど混質的であろうと、わたしがこの後者についていだくようになった考え方は、言語学者たちによって前者に与えられた役割から想を得ているのである。固有の表意作用はもたないが、表意作用を形成する手段となる音素と同様、近親相姦の禁止は、別個のものと見なされる二つの領域のつなぎ目をなすとわたしには思われた。こうして、音と意味との文節に、他の平面で、自然と文化との分節が対応することになったのである。」(レヴィ=ストロース「序」)
亡命学者によりニューヨークに創設された「高等学術自由学院」における1942年の講義。音素の観念、弁別特性の理論をめぐって展開され、ヤーコブソン音韻論の入門書であり、最適な音韻論思想史となっている。聴講したレヴィ=ストロースがその発想の原点とし、構造人類学を生み出した書。
[初版1977年9月30日発行]
序 クロード・レヴィ=ストロース
I 調音音声学と音響音声学
II 音韻論の誕生
III 音素の特殊性
IV 音素は弁別特性の束である
V 能記ははたして線的か
VI 言語記号は恣意的か
訳者あとがき