PTSDの医療人類学【新装版】

1938年アメリカ合衆国ペンシルヴァニア州フィラデルフィア生まれ。1959年ペンシルヴァニア大学人類学部卒業。1974年同大学人類学部博士（Ph.D）。ニューヨーク大学、ケース・ウェスターン・リザーヴ大学などをへて、現在　カナダ・ケベック州モントリオール（モンレアル）のマッギル大学社会学的医学研究部門主任教授、人類学部・医学部教授。著者は本書によって1998年度ウェルカム医療人類学賞を受賞した。

1934年奈良県生まれ。京都大学医学部卒業。神戸大学名誉教授。著書『中井久夫著作集——精神医学の経験』全6巻別巻2（岩崎学術出版社1984-91）『最終講義——分裂病私見』（1998）『徴候・記憶・外傷』（2004）ほか多数。訳書にエレンベルガー『無意識の発見』上下（共訳、弘文堂、1980）のほか、みすず書房からはサリヴァン『現代精神医学の概念』『精神医学の臨床研究』『精神医学的面接』『精神医学は対人関係論である』『分裂病は人間的過程である』、ハーマン『心的外傷と回復』、バリント『一次愛と精神分析技法』（共訳）、『エランベルジェ著作集』（全3巻）、パトナム『解離』など多数。

1947年、沖縄宮古島生まれ。熊本大学医学部卒業。同大学医学部精神神経医学講座助教授を経て、現在、熊本学園大学大学院社会福祉学研究科教授。著書　『〈病い〉のスペクトル——精神医学と人類学の遭遇』（金剛出版、2015）、「臨床誌clinico-graphy試論——普遍‐文化結合‐個人症候群「複合」、臨床のエコロジー、あるいは臨床トポロジー論」（『文化精神医学序説——病い・物語・民族誌』所収、金剛出版、2001）他。

1954年長野県生まれ。昭和大学医学部卒業。現在　桜台診療所院長。

1965年東京生まれ。南山大学文学部卒業（文化人類学専攻）。1993年ジョージ・ワシントン大学大学院アートセラピー学科修了。文学修士。現在　甲南大学文学部非常勤講師、同大学人間科学研究所客員特別研究員。