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アーレント=ハイデガー往復書簡【新装版】

1925-1975

HANNAH ARENDT/MARTIN HEIDEGGER BRIEF 1925-1975

著者
ハンナ・アーレント
著者
マルティン・ハイデガー
ウルズラ・ルッツ
訳者
大島かおり
訳者
木田元

「どうしても今晩のうちに出かけていって、あなたの心に語りかけずにはいられません」。マールブルク大学の教授ハイデガーは、入学まもない女子学生に一目で恋をし、1925年2月、この最初の手紙を書いた。
本書に切り取られた時間は50年。その間、三つの「高まり」の時期があり、本書もそれに沿って構成されている。第一期は最初の恋の体験。それはおずおずと内気だったアーレントにとって、「カプセル」内で孤立する自縛からの解放であり、ハイデガーにとっては、「デモーニッシュなもの」に掴まれた体験で、彼はこの力を『存在と時間』の執筆に創造的に活用することになる。

第二期(再会)は、時代の政治状況に起因する20年の休止期間を経て1950年から数年。とくにハイデガーの手紙は、この時期の彼の伝記的事実にかんする宝庫である。

第三期(秋)はアーレントの死まで、最後の10年。「人生からの引退」が双方の心を占め、基調底音は「静けさ」であった。アーレントの『精神の生活』はこの時期に構想されている。

ふたりにとって、「仕事」と「人生」がどれほど強く綯い合わされていたか、本書はそれを納得させてくれる。さらに、「判断の国の女王」(ルッツ)と「思索の国の王」のダイアローグは、20世紀精神史のなかでモザイク状だったふたりの肖像を完成させ、ヤスパースやメルロ=ポンティなどとの関係と布置についても、さらに多くを明らかにするだろう。

[初版2003年8月22日発行]


目次


1925-75年の手紙とその他の文書
  まなざし
  再会
  秋
  エピローグ

補遺
  文書1から168までについての注記
  遺稿からの補足的記録文書
  編者のあとがき

訳者あとがき


人名索引
文献一覧
  略号/略記されている引用文献
  アーレントの言及されている著作
  ハイデガーの言及されている著作
  収録文書一覧

ハイデガーの詩(原文)


著訳者略歴

ハンナ・アーレント
Hannah Arendt

1906-1975。ドイツのハノーファー近郊リンデン生まれ。1941年、アメリカに亡命。バークレー、シカゴ、プリンストン、コロンビア各大学の客員教授を歴任。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
マルティン・ハイデガー
Martin Heidegger

1889-1976。ドイツのメスキルヒ生まれ。フライブルク大学教授(1929-45)。1933年、同大学学長を務める。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
ウルズラ・ルッツ
Ursula Ludz
大島かおり
おおしま・かおり

1931年生まれ。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。
木田元
きだ・げん

1928年生まれ。中央大学名誉教授。2014年歿。著書『現象学』『メルロ=ポンティの思想』『哲学と反哲学』『ハイデガーの思想』『偶然性と運命』(以上岩波書店))『哲学以外』(みすず書房)。 ...続きを読む »

※ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

この本の関連書


「アーレント=ハイデガー往復書簡【新装版】」の画像:

アーレント=ハイデガー往復書簡【新装版】

「アーレント=ハイデガー往復書簡【新装版】」の書籍情報:

A5判 タテ210mm×ヨコ148mm/392頁
定価 6,912円(本体6,400円)
ISBN 978-4-622-08711-3 C3010
2018年5月17日発行

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